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Channel: 土のうえ のブログ

残暑お見舞い申し上げます

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御来訪ありがとうございます。
 
思うところあって、過去記事を、非公開にすることにしました。
 
 
相変わらず、ツイッターには、入れないままです。
 
ですので、tutinoue などで、ツィートがあったりしたら、それは、私ではありません。
 
何か、お問い合わせ、ご連絡がありましたら、このブログに、コメントを入れてください。
 
 
いちおう、承認制となっているようですが、公開、非公開は別として
全てのコメントは、拝見しております。
 
 
 
炎天下の病院通いで、しおれています。(苦笑)
 
 
それでは、また。。
 
御来訪ありがとうございました。
 
 
 

小麦は安くならないの?①

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御来訪ありがとうございます。
 
 
引用は黒 管理人コメントは青
 
 
サンケイビズ
2013.5.22 15:41
日清フーズ 家庭用小麦粉など値上げ 7月出荷分から
 
日清製粉グループは22日、日清フーズが取り扱う家庭用小麦粉などを7月1日の出荷分から値上げすると発表した。値上げ幅は、家庭用の小麦粉が約2~7%、家庭用パスタソース一部製品が約9~11%。
 輸入小麦の政府売り渡し価格が4月に平均9.7%引き上げられるなど原料価格が高騰し、「企業努力だけでは吸収できなくなった」としている。
 同社は家庭用小麦粉のうち中力粉と薄力粉などの一部商品を値上げしており、今回の値上げで販売価格はさらに引き上げられる。
 
 
 
 困りますよね。
小麦が上がると、いろんな物が高くなる気がします。
 
 
 
 
第一生命経済研レポート 2008.5
輸入小麦30%値上げのインパクト
~一世帯年間3,013 円の家計負担増等により実質GDP▲2,867 億円押し下げ~
 
○ 4月から、政府が製粉会社に売り渡す輸入小麦の価格が30%引き上げられた。既に同価格は昨年4月に1.3%、10 月に10%それぞれ引き上げられている。小麦は加工食品への投入頻度が高く、加工食品は値上がりしても節約しにくい品目であることから、物価や企業業績を通じて実体経済に及ぼす影響が注目される。
○ 2006 年産業連関表に基づけば、小麦価格の上昇により「精穀・製粉」「めん・パン・菓子類」「酒類」等の食料品、「畜産」「特用林産物」等の農林水産品、「飲食店」「旅館・その他の宿泊所」等の対個人サービス部門を中心に価格上昇圧力がかかる。一方、企業が価格上昇分を全く製品価格に転嫁できなければ、「精穀・製粉」「その他の食料品」「と畜」「酒類」「めん・パン・菓子類」といった部門の営業余剰を▲1%以上減少させる影響がある。
○ 輸入小麦価格30%の上昇は食料品価格を+0.37%程度押し上げることを通じて、平均的家計に年間3,013 円の負担増を強いることになる。一方で、名目賃金は消費者物価の上昇に反して大きく低下しており、今後も明確な上昇は期待できない。
 
○ 日本の世帯数を勘案すれば、マクロの家計負担増加額は1,558 億円となる。最終的に輸入小麦30%値上げは、個人消費や設備投資の減少を通じて2008 年度の実質GDPを▲2,867 億円(▲0.05%)程度押し下げることが想定される。
 
 
 
やっぱり!小麦は影響が大きいんですね。
 
 
メモ帳
2010年 03月 19日
小麦取引で潤う天下り法人
 
TBS、報道特集NEXT(2008/8/23 放送)「小麦取引で潤う天下り法人」。
http://www.tbs.co.jp/houtoku/onair/20080823_1_1.html
 
『~外国産小麦は農林水産省が一元的に輸入し、製粉会社に売り渡す仕組みになっている。
その際、農水省は製粉会社から「マークアップ」と呼ばれる上乗せ金(小麦1トンあたり16,868円)を徴収している。~
高額のマークアップが使われる先は、国内生産者への補助金だ。~
 しかし小麦の価格にはマークアップ以外に不透明な金がさらに上乗せされていた。そしてそれは、農水省の天下り法人に流れていた。~

 製粉会社が小麦を買い取る際、国産・輸入物を問わず、マークアップ以外に「契約生産奨励金」など「拠出金」と呼ばれる金が加算されている。1トンあたり1,530円の上乗せだ。
年額85億円にも達する小麦の拠出金だが、この金に法的な根拠はない。~
 支払い先は財団法人「製粉振興会」(東京・中央区)だ。常勤の役員と職員15人のうち5人が農水省OBという天下り法人だ。~

 小麦に上乗せされた不透明な拠出金。ところがその金のうち61億円は、さらに別の天下り法人に流れ込んでいた。
社団法人「全国米麦改良協会」(東京・千代田区)。常勤の役員と職員10人のうち7人が農水省出身という、これまた天下り法人だ。~
 理事の年収は約1,600万円(上限)だが、これも一部は小麦の拠出金からだ。~
 
(中略)
 
 しかし農水省は、業界に文書「契約生産奨励金取扱要領」を出していた。製粉会社は「製粉振興会」に拠出金を支払う。その支払いの証明を地方農政事務所でもらわなければ、政府から小麦を買うことができない、とここに記されている。~』
 
 
 
輸入小麦      1トン当たり  16,868円
国産輸入関係なく 1トン当たり   1,530円
              計      18398円
 
1トンは、1000キログラム?
 
いつも買う1キロの袋で、18円分が、マークアップと天下り法人に行くお金なんでしょうか?
 
 
 
 
 
 
関税は米が778%、小麦は250%
 
 
という話もあります。
 
国内の麦農家を保護するために関税が高いという話の進められ方が多いですが、マークアップというのは国内産と、輸入の価格差を補って、さらに国産の小麦を守るために取っているはずで、なんか変です。
 
例えば関税を外して、マークアップを載せて、国産、輸入同価格で売って、マークアップの分を、国産農家に 個別保障で出したとして、農家はそれでは足りないのでしょうか?
 
あるいは、国産農家がペイする金額として、関税250%と、マークアップの金額が決まったのでしょうか?
 
そのあたりよくわかりません。
 
 
 
 
日本の麦流通
 
食糧法第三章により、麦は政府の価格統制が存在する。
(麦等の輸入)
政府麦
四十二条により、政府は麦等の輸入を目的とする買入れを行うことができる(政府麦)[14]
 
日本政府は、商社が輸入した小麦を購入した上で、政府売り渡し価格を製粉会社に提示、引き渡す制度になっている
製粉会社は、マークアップと呼ばれる上乗せ金 16,868円/tを政府に、拠出金 1,530円/tを、農水省OBが中心の組織、製粉振興会に支払うことで、原料を購入する事ができる。
売り渡し価格は、年3回(現行年2回)、10%程度の増減幅で見直されているが、上記の情勢や天候に大きく左右されれば国際価格に影響を受ける。
 
2006年頃から上昇傾向にあった小麦価格は、2007年には主にオーストラリアでの大規模な不作によって小麦価格が高騰、それに伴い政府価格も改定[15]し、パン焼きそばなど小麦粉を使う製品の値段が上昇した。
2008年10月には、売渡価格が20%値上げされる他、2009年には国産買取価格も30%値上げされた。
 
 
 
売渡価格が20%上がると、国産価格は30%上がる?
なんだか値上げ合戦みたいですね。
 
お米みたいな方式なんですね。
 
では、「マークアップ以外に「契約生産奨励金」など「拠出金」が流れているという製粉振興会 全国米麦改良協会を検索してみます。
 
 
 
製粉振興会要覧
 
理事が15人 監事が2人
理事の内、5人が元官僚  農林中金 日清製粉 日本製粉 千葉製粉の方など。。
 
監事は 日東富士製粉と、昭和産業
 
 
 
平成24年6月30日の貸借対照表によれば
 
資産合計 4446244693円 
 
 
満期目的債券とかで大阪府とか高速道路機構債等持っていまして
 
合計 時価 4426765000円
 
 
あれ?これは貸借対照表に入っていたっけ?
 
 
 
 
小麦粉の用途別生産量
2010年
86%輸入 14%国産
 
 
小麦・小麦粉の流通(日本の生産量、日本の輸入量)
 
《国内産小麦》
 
国内産小麦については、この法律の一部改正により、政府無制限買入制度が廃止され、平成19年産からは麦の政府買入は制度として無くなり、全量民間流通となっています。民間流通麦とは、政府を経由することなく生産者及びその団体と製粉企業等の実需者が売買契約をして流通する取引方法です。その契約時期は、産地銘柄ごとの播種前契約が基本となっており、収穫の前年に契約が結ばれます。
 
あれ、変わってる?!
 図には、民間業者 農協など。。と書かれてます。
 
 
《外国産小麦》
(中略)  
また、外国産小麦の政府売渡価格は、この法律の一部改正により、今まで政府が年間固定の売渡価格を定める標準売渡価格制度が廃止され、過去の一定期間における買入価格の平均値に、年間固定のマークアップを上乗せした価格で売り渡す価格変動制とされました。従って、小麦の国際穀物相場・海上運賃や為替レートなどの動向に連動して売渡価格は変動することとなります。
更に、平成22年10月からは、輸入麦の売り渡しをより効果的に運営する観点から、配船及び備蓄を国から民間に任せ、製粉企業への引き渡しも国の検収終了後直ちに引き渡すという「即時販売方式」が導入されました。
 なお、平成24年度の価格改定は、24年4月と10月の2回行われました。(内容は本ホームページの「主な更新内容」の
「輸入小麦の平成24年10月からの売渡価格について」を検索して下さい)
 おって、最近の外国産小麦の政府の輸入食糧小麦入札結果(政府の小麦買入価格【一般方式】をいう。)の概要は、農林水産省・生産局ホームページの米と麦(
http://www.maff.go.jp/j/syouan/keikaku/soukatu/index.html)
 
 
◎輸入麦売渡価格の改定
 
平成25年2月27日
農林水産省
 
政府売渡価格の考え方
価格改定ルールに基づき、直近6か月間(平成24年9月~25年2月)の平均買付価格を基に算定すると、平成25年4月期(平成25年4月~平成25年9月)の政府売渡価格は、5銘柄平均で54,990円/トン、9.7%の引上げになります。
 
 
農林水産省
麦をめぐる事情について
生産局
 
5ページ
輸入麦の輸入差益及び使途について
 
○ 輸入麦の買入価格に上乗せされる輸入差益は、国内産麦の生産振興及び輸入麦の売買を行うために必要な管理経費(※)のみに充当されている。
※ 国家備蓄1.8か月分の保有等に要する経費。
 
○ 輸入差益の使途(麦管理勘定のイメージ図
 
があるのですが、あんなに高関税なのに、一般会計から補充して農家新興対策にしてる。?
 
6p
○ 国内産麦については、平成12年産から民間流通制度が導入され、17年産からは全量が民間流通に移行しており、
需要に応じた計画的生産が促進されるよう、収穫の前年(作付(は種)をする前)に生産者と需要者(製粉企業等)の間で取引数量・価格について契約(は種前契約)を締結し、これに基づく取引が行われている。
○ 国内産麦の生産者と需要者との取引価格については、透明性のある適正な価格を形成するため、は種前に販売予定数量の3割について入札を行い、残りの7割については入札で形成された指標価格を基本とする相対取引が行われている。
 
 
ぼつぼつと、調べていきます(笑)
御来訪ありがとうございました。

 
 

 小麦は安くならないの?②

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 小麦は安くならないの?①
 
の続きです。
 
 引用は黒 管理人コメントは青
 
 
 
役員名簿等
 
 
 貸 借 対 照 表 総 括 表
平成24年3月31日現在

http://www.zenkokubeibaku.or.jp/kyoukai/kessan/kessan_1.html
資産合計  6,106,820,836円
 
 
収支計算書総括表
平成23年4月1日から平成24年3月31日まで
事業活動は赤字で、投資活動は黒字なんですけど、その赤字額と黒字額差額がぴったり同じ 111,671,763円  
 
 
キャッシュ・フロー計算書
平成23年4月1日から平成24年3月31日まで
②会費・負担金収入 19,066,000円
 
 
 
 
製粉振興会と同様にリッチで、もう契約生産奨励金」「拠出金」1530円なんて払ってもらわなくてもよさそうなもんです。
 
 
 
 
 
麦の流通
 
民間流通麦の仕組み
 
平成24年7月25日
民間流通連絡協議会
 
1協議会等の構成
 
2 組織
(1) 実施主体及び開催地
協議会は生産者団体及び実需者団体の共催とし、開催地は東京とする。
円滑な協議を進める観点から、協議会に小麦、大麦・はだか麦別の部会を設置し、原則として部会別に検討するものとする。なお、必要に応じ両部会合同で開催できることとする。
また、協議会の下に作業チームを設置する。
 
(2) 構成
① 生産者サイド
全国農業協同組合中央会(全中)
全国農業協同組合連合会(全農)
全国主食集荷協同組合連合会(全集連)、
その他主要な都道府県農業協同組合中央会(県中央会)、
都道府県経済農業協同組合連合会(県経済連)又は全国農業協
同組合連合会都道府県本部(全農県本部)
 
 
② 実需者サイド
製粉協会、
協同組合全国製粉協議会(全粉協)、
日本醤油協会(日醤協)、
全国精麦工業協同組合連合会(全麦連)、
全国麦茶工業協同組合(全麦茶)、
全国味噌工業協同組合連合会(全味工連)、
その他主要企業
 
③ 行政サイド(オブザーバー)
生産局、
農林水産技術会議事務局、
社団法人全国米麦改良協会
 
(3) 事務局
協議会の事務局は、全農、製粉協会、全麦連とする。
② 協議会は、事務局が主体となって運営していくことを基本とするが、民間流通の円滑な実施のため、行政の助言、業務支援を求める。
 
 
 
 3価格形成の在り方
(1)入札による方法
 
目 的
麦の産地別銘柄ごとの透明性のある適正な価格を形成し、民間流通する麦の取引の指標となる価格を明らかにするとともに、播種前契約を基本とする民間取引の円滑な推進を図る観点から入札による価格を基本とする。
 
2 実施主体
入札の実施主体は、社団法人全国米麦改良協会とし、実施に当たっては業務規程等を定めることとする。
 
3 入札参加者
 
(1) 競争原理が適正に発揮され、かつ、売り手・買い手の対等な取引関係をつくる観点から、売り手・買い手の複数化を図る必要がある。
 
(2) 売り手
原則として県経済連又は全農県本部及び県集連とする
 
(3) 買い手
国内産麦の直接実需者及びその団体であり契約の当事者となり得る者とする
(4) 参加者の登録
入札に参加する売り手と買い手は実施主体に登録する。
 
 
3)取引価格の確定
 
方法
国内産小麦の円滑な流通を確保するため、播種前において入札又は相対により形成した価格に、その後の輸入小麦政府売渡価格の変動に応じ価格の事後調整を実施する。
これに、収穫及び検査を経て明らかになった等級間格差、包装形態による格差、品質評価基準に基づく価格差(プレミアム及びディスカウント)等を加算又は減算して取引価格を確定する。
 
 
5品質取引
 
(1)基準等の設定
1 品質評価基準及び品質目標
(1) 品質評価基準
品質評価基準は、品質取引の指標として使用するものであり、生産者の栽培技術等により改善が可能な品質評価項目及び実需者が製品の品質の安定等に必要とする品質評価項目について設定する。
 
(4) 価格差
品質評価基準に基づく価格差は、麦種別、用途別に協議会で決定する。
 
 
2 品質取引の実施買い手は、売り手と品質取引の項目及び価格差について協議の上、合意を得た事項について契約に盛り込む。
 
 
 
国産小麦は民間になった というのは、ここ一ヶ所になったってことなんでしょうか?
入札もここで、売り手と買い手も 決まっていて、相対取引の価格差も
ここが決めている。
 
 
 
「国内産小麦の円滑な流通を確保するため、播種前において入札又は相対により形成した価格に、その後の輸入小麦政府売渡価格の変動に応じ価格の事後調整を実施する。」
 
 
これでは競争なんて起こるはずはないですね。
 
 
 
国内産麦(大麦・はだか麦)の民間流通の仕組み
平成24年7月25日
民間流通連絡協議会
 
 
こちらも同様でした。
袋の値段まで決まっているようです。
 
 
 
 
 
 
(3) 施設別・形態別のばら流通概況
http://www.zenkokubeibaku.or.jp/mugi/bara/bara1.pdf
17 年産のばら扱いを施設別にみると、カントリーエレベーターによるものは
616,400 ㌧、ライスセンター等によるものは283,900 ㌧である。
また、形態別には、純ばらは557,700 ㌧(総ばら扱い数量に占める
比率62 ㌫)、フレコン(ハードコンテナを含む)は342,600 ㌧(38 ㌫)が見
込まれている。
 
 
カントリーエレベーター
 
1964年農林水産省モデル事業としてアメリカ合衆国のカントリーエレベーターに範を取った施設の導入を始めたのがきっかけ。ただし内情はそれまで整備が進められてきた調製後の貯蔵施設を持たない「ライスセンター」の進化版であり、穀の乾燥、調製、貯蔵の三種の役割を担い農家労働環境を改善する目的で設置が進められたものである。 
 
 
 
ライスセンター
 
ライスセンターとは、もみの荷受から乾燥・もみすり・選別・出荷という4段階に行う収穫施設である。
カントリーエレベーターを比べると小型乾燥機が並んでいる。貯蔵施設が備えていない。
 
 
 
 
設備の違いなんですね。
 
でも、バラ流通もしっかり把握されていることになります。
 
 
 
 
助成金の概要と単価等
 
 
平成19年から 
 
(販売収入の上に)
 
○数量当たり単価A・1等:2,110円/60㎏
○全国一律単価、3ケ年固定単価
○支払額=単価×その年の生産量
 
 
○面積当たり単価27,740円/10a
  (全国の平均的単収と同一水準の市町村の場合の
   単収であり、実際の支払は市町村ごとに異なる)
○支払額=単価×16~18年の生産実績平均(ha)
 
その年の収入が過去の平均収入を下回った場合に、
減収額の9割を補てん
 
 
 
 
農家にとってはどうなんでしょう?
 
 
最近、凹みっぱなしというお話
 
例えば、小麦、初めての出荷の喜びもつかの間、JAから概算で振り込んで置きましたからとの連絡で、期待に胸を膨らませながら、JAに記帳に行った。結果、なんと60kg当たり約400円しか振り込まれていないではないか。これは、きっと戸別所得補償制度で、補ってくれるのだろうと、在住地の市役所に問い合わわせた結果、さらに厳しい現実が待っていた。
この制度は、米の補償が最優先で、小麦にまで手当できるのは、来年になります。保障額も10a当たり2万円は、でると思いますが、それ以上になるかどうか、現段階では分かりません
というではないか。
1年間苦労して育て上げた自慢の小麦が、10a当たりで、22,000万円にしかならないというのである。
----小麦は、10a当たり5俵つまり300kgが平均の生産量であるので、JAは、400円×5=2千円で買い取ったということ。

ちなみに生産コストを紹介すると、10a当たり、(1)畑の借料、1.5千円/年、(2)種子代3,750円、(3)肥料代、約8,000円、(4)農薬等で、合計すると、10a当たり32,000円
---これには、機械代や労務費は含まれていない。---
ということで、つまりは、毎年、1万円の赤字が出るということが、現実の話として、分かってきたからである。
 
 
 
平成25年2月27日
農林水産省
 ◎輸入麦売渡価格の改定 
政府売渡価格は、5銘柄平均で54,990円/トン、
 
 
農家では60キロで400円 1トンで6600円?
補助をいれると10アール2万円の約3倍だから6万くらいにはなりますがコストが回収できないんですね。
 
 
あれ?
米麦改良協会では
 
「(2) 売り手
原則として県経済連又は全農県本部及び県集連とする」
 
 
 
 
3)取引価格の確定
方法
国内産小麦の円滑な流通を確保するため、播種前において入札又は相対により形成した価格に、その後の輸入小麦政府売渡価格の変動に応じ価格の事後調整を実施する
 
 
だから、農協は1トン6600円くらいで買って。。??
 
入札者と応札者で 54,990円/トンと決められた価格の間で
利ざや取るの?
 
 
小麦
日本政府は、商社が輸入した小麦を購入した上で、政府売り渡し価格を製粉会社に提示、引き渡す制度になっている
製粉会社は、マークアップと呼ばれる上乗せ金 16,868円/tを政府に、拠出金 1,530円/tを、農水省OBが中心の組織、製粉振興会に支払うことで、原料を購入する事ができる。
 
 
後から行く補助金は、価格に上乗せした分だし。。
 
 
2007/11/09
 
 
 農協の指示どおりの肥料を与えたり、草刈などをしていると、どぉおおっしても、一定の経費がかかるから・・・・
 
 
農協が高コスト体質作ってる?
 
 (続く)
 
 
 

小麦は安くならないの?③

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小麦は安くならないの?①
 
 小麦は安くならないの?②
 
の続き
 
 
引用は黒 管理人コメントは青
 
 
行政刷新会議
規制・制度改革委員会
「集中討議」
〔第3日〕平成24年11月29日(木)
 
【農林漁業分野④】
国家貿易制度(麦)の見直し
 
 
 
規制・制度改革委員会 集中討議
第3日(午前) 出席者名簿
 
【委員会構成員】
委員長 岡 素之 住友商事株式会社相談役
委員長代理 大室 康一 三井不動産株式会社特別顧問
市川 眞一 クレディ・スイス証券株式会社
チーフ・マーケット・ストラテジスト
大上 二三雄 エム・アイ・コンサルティンググループ
株式会社代表取締役
【専門委員】
本間 正義 東京大学大学院農学生命科学研究科教授
柴田 明夫 株式会社資源・食糧問題研究所代表
 
 
 
麦の国家貿易について
平成2 4 年1 1 月 農林水産省
 
 
6p
 
小麦の国境措置
 
一次税率
無税
二次税率
55円/kg
〔252%〕※
○ 枠内
・カレント・アクセス数量(574万トン)
・国家貿易(輸入差益の徴収)
○ 枠外
高水準の関税
小麦の国境措置

(※WTO農業交渉上の換算値)
 
 
枠内輸入(国家貿易)

カレントアクセス数量は574万トン は、 輸入(国際)価格にマークアップ(45.2円/kgを上限)を乗せたものが政府売渡価格
 
 
枠外輸入
(平成23年度)
2,230トン  は、 輸入(国際)価格に 55円/kg〔252%〕※の関税を乗せた価格
 
 
となっています。
 
※従価税換算値:252%(注)WTO農業交渉(’00~)において、非従価税の関税削減幅を決定するために、基準時(’99~’01)の輸入価格及び国際価格を基に算出された数値。
 
 
 
あれ、全部に関税がかかっているわけじゃないのね。
 
マークアップは1キロ45.2円 1トン で、45200円上限?
関税は1キロ55円 1トン 55000円?
 
 
ジェトロ
麦類の輸入手続き
 
種類や性状等によって関税分類も税率も異なります。
 
I. 主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律(食糧法)
麦のうち、小麦と大麦・はだか麦(法3条1項)、メスリン・ライ小麦、およびこれらを加工し又は調製したもの(同施行令1条に定める小麦粉やでん粉その他の加工調製品、同施行規則一の告示に定めるもの)は「主要食糧」として政府が輸入を管理しています。(ライ麦、オート麦などは対象外)
政府以外の者これらの麦類は一定の関税を支払えば基本的に輸入可能ですが、国内生産者保護のため、政令や規則で定める一部の例外を除き、農林水産大臣が定めて告示する額に、当該輸入に係る麦等の数量を乗じて得た額を政府に納付する必要があります(法34条 、45条)
従って必然的に輸入の届出も義務付けられています(法35条、令9条、規則22条)。
なお、政府が輸入する場合、商社を通じて直接輸入する方式と予め実需者(買い手)と商社(売り手)が輸入銘柄、輸入港、輸入時期等を選択できるSBS方式(売買同時契約:Simultaneous Buy and Sell)があります
 
 
 
そうか、決められた分量の国が貿易する小麦は関税無しで、
それ以外の麦などに関税がかかるんですね。
 
 
関税で守られている農家っていうのは、幻想みたいです。
 
 
今、マークアップが正確にいくらなのかわかりませんが、資料にある上限の45200円だとすると、 先ごろに決めた小麦売渡価格 54,990円のうち、小麦の輸入価格は 1トンあたり 9790円?
 
 
マークアップ制度
平成7年まで開かれたガット(WTO)・ウルグアイ・ラウンドの農業合意で、日本への輸入小麦に対して適用される「マークアップ」(二次的な関税)の限度額が国際的に取り決められた。輸入麦の政府売渡価格に上乗せされるマークアップは、経営所得安定対策の経費(国内産麦の生産振興)及び輸入麦の売買を行うために必要な政府管理経費に充当されている。
資料:農林水産省の資料をもとにコムギケーション倶楽部が作製
 
 
すいません。現在のマークアップの金額が出てきません。
 
第二の関税。
TPPになっても、収入はばっちり押さえるわけですね。
 
 
木下製粉
#307 TPPを考える・・・その①                          @2011.11.21
つまりそのままでは内麦は売れないので、内麦には100円/kgの補助金をつけて実売価格は50円/kg程度となっています。一方、30円/kgで買い付けた外麦は、運賃等の諸経費が3円、そして更に17円を上積みし、製粉会社への販売価格は50円/kgとなって内麦とほぼ同じ価格になります。この差額の17円/kgはマークアップといって、内麦の補助金の原資になります。つまり外麦500万t分のマークアップは17円×500万t=850億円になり、一方内麦の補助金は100円×100万t=1000億円となり、両者はほぼ相殺します(実際は少し足りませんが)。このように小麦の世界の問題はその中で解決しましょうということで、この方式をコストプール方式と呼んでいます。
 
 
 
価格は輸入時によって変動するようになったが、マークアップは1年固定という記事もありました。
 
 
 
2011年では、1キロ17円 1トン17000円 だったみたいです。
 
農水省の資料では、キロ3円の港湾使用料のような感じのものは
輸入代金に含まれていました。 1トン 3000円ですね。
 
 
 
輸入価格なんですが、
本当に小麦の値段が高い場合。
先物などの釣り上げで高い場合。
円安になって高くなる場合。
 
いろいろあると思います。
 
しかし、商社などは、安いときに、円高で買って 高く売るというのを
やっていますし、東電の電力料金も円安のときの燃料の輸入費を計算していたということですから、ここでも、儲けをとられている可能性が
大きいですよね。 
 
 
マークアップや、 関税など国内の農家を保護するという話で取られていてそれが価格に上乗せされているわけですが、農家さんのブログだと全く足りないようですし、遅いようです。 
 
 
 
○面積当たり単価27,740円/10a
 実際の支払は市町村ごとに異なる)
 
という文言がクセモノで、実際はこんなにもらえる農家は少ないのかもしれません
 
しかし、マークアップは そういう補助に足りるように設定されているはずです。どこか別の所に行っているのでしょうか?
 
前回までの天下り法人以外にも、たくさんありそうですね。
 
 
 
 
前回書きました安い買入価格なんですが、次の資料をご覧下さい。
 
 
平成21年度 農林水産省の決算の概要
 
歳入
単位百万円       歳入予算額   収納済    歳入額差引額
麦管理勘定          688,418    314,012    △ 374,406

歳出
歳出予算現額   支出済歳出額  翌年度繰越額      不用額
  689,055         307,826         -          381,228 
 
 
 
 
 歳入
単位百万円         歳入予算額   収納済    歳入額差引
                  563,534      370,009    △ 193,525
 
歳出
歳出予算現額    支出済歳出額  翌年度繰越額      不用額
    574,191        366,303   -              207,888
 
 
 
と 不要額が出ています。
しかも繰越しはありません。
収穫量を決めて作付けをして、予算立てをしているのでしょうから
こんなに不要になるのは、なんとなく不自然です。
 
買い叩いているのでは?
 
と思ってしまいます。
 
 
そして、国内小麦農家を手厚く保護するはずの あの上乗せされた
マークアップはどうなっているのでしょう?
 
次は食料安定供給特別会計を見に行くことにします。
 
 
御来訪ありがとうございました。
 
 

小麦は、安くならないの?④ 資料

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引用は黒 管理人コメントは青
 
今回は資料です。
 
 
農林金融2012・12
 
 
 
4  日本農業において米は最も重要な作物であり,11年度において857万トン生産し,稲作経営体は117万ある。米は関税化されたが,二次関税率が高いため,米の輸入はミニマムアクセスの枠内にとどまっている。小麦の自給率は11%であるが,北海道,北関東,北九州では重要な作物である。
 
 
7  米国主導で進められているTPPの参加国のほとんどは農産物輸出国であり,輸入国である日本とは利害が異なっている。TPPでは関税撤廃が原則であり,重要品目への打撃が極めて大きく,これを直接支払いで補償することは困難である。
 
 
 
②麦類
日本人は麦類から13.4%のカロリーを摂取しており,麦は米と並ぶ重要な穀物である。小麦は9割を輸入に依存しているものの,国内でも75万トンを生産しており,大麦も17万トン生産している。特に小麦は,北関東,北九州などでは水田の裏作として,北海道では輪作作物の一つとして重要な作物であり,日本国内で小麦と大麦の生産を一定程度維持しておく必要がある。
 
 
 
(4)  ウルグアイラウンド合意に基づく関税化と関税率削減(95~00年)
ウルグアイラウンドにおいて,日本が農業に関して約束(合意)した内容は,以下の通りである(第5,6表)。
 
 
②小麦,大麦
・輸入数量制限を廃止し関税化する。
・ アクセス数量分
(注4)
については国家貿易を維持し,輸入差益(マークアップ(注5) )を徴収する。
・ アクセス数量を超えた分の関税率(二次税率)は6年間で15%引き下げる。
 
 
 
注4 ) ウルグアイ・ラウンドでは,関税化した農産物について最低限のアクセス機会の提供を行うことを合意し,基準期間(1986~88年)の輸入数量が国内消費量に対して,① 5 %以下だったものは,国内消費量の3 ~ 5 %を最低輸入機会(ミニマムアクセス)として提供,② 5 %以上のものは,その現行輸入数量(カレントアクセス)の維持,を約束した。
注5 ) マークアップとは,輸入を行う国家貿易企業が徴収する輸入差益のことであり,日本では,米・麦については農林水産省,
乳製品については農畜産業振興機構が輸入差益(マークアップ)を徴収し,内外価格差を調整している。
 
 
 
 
 
(5) FTA推進路線への転換とドーハラウンド(2000年以降)
 
FTAはWTOの最恵国待遇原則と矛盾する側面があるため,WTO協定(第24条)では「実質的に全ての関税を撤廃する」ことを条件としているが,一定の範囲内で例外も認められている。そのため,日本はこれまで締結した全てのFTAにおいて重要品目を例外にしており,関税撤廃の比率は
84~88%程度になっている。
逆に言うと,重要品目を例外にできるような国とのみFTAを締結してきたのであり,重要品目を除外できない可能性の高い米国,豪州,ニュージーランドとはFTAを締結していない。しかし,米国や豪州がこれまで締結してきたFTAは自由化率が非常に高く,米国が主導しているTPPでは例外品目がごくわずかになる可能性が高い。
 
 
95年に食管法が廃止されて新食糧法が制定されたが,小麦については「新たな麦政策大綱」(98年)に基づき00年産から民間流通に移行して国産麦の政府買入はなくなり,同時に輸入麦に対するマークアップ収入を原資とする麦作経営安定資金が導入され生産者に対して助成金が支払われるようになった。07年度から経営安定対策に移行したが,11年度からは畑作物の所得補償交付金となっている。転作小麦に対しては,10年度は「水田利活用自給力向上事業」として35千円/10aが交付され,11年度からは「水田活用の所得補償交付金」に衣替えされた。
 
 
 
e 輸入制度
(a) 小麦
食管制度の時代には,小麦の輸入は政府(食糧庁)が一元的に行っており,輸入した小麦を製粉企業に一定の価格で売り渡すという方式が続いたが,ウルグアイラウンドの結果,95年度より小麦は関税化され,関税を支払えば誰でも輸入できることとなった。しかし,関税の水準が高く設定されているため(55円/kg),関税を払っての輸入はほとんど行われていない。
また,カレントアクセス分については国家貿易が維持されたため,基本的には従来と変わらず製粉企業は政府が一元輸入した小麦を購入している
 
関税割当枠内の小麦の輸入は無税であるが,政府は一定のマークアップ(上限45.2円/kg,実勢20円/kg)を上乗せして輸入した小麦を製粉企業に売却している。輸入小麦の輸入価格と売渡価格との売買差益は,経営安定対策や戸別所得補償の交付金や政府管理経費に充当されている。ウルグアイラウンド合意上のカレントアクセス数量は,01年度以降574万トンで維持されている
 
 
 
TPPは米国の利害が前面に出ている米国のアジア戦略であり,日本がTPPに入って得られるものは少ない。日本は安易にTPP交渉に参加すべきでなく,21世紀の国際経済秩序の再構築を視野に入れながらアジア諸国との連携を深め,米国に依存しない日本独自の外交戦略を展開すべきであろう
 
  ↑
 
麦関連のところだけ引用しましたが、今までの経緯が、米、
砂糖、豚肉、乳製品などについても書かれていますので、ぜひ、ご覧になって見てください
 
 
 
以前引用した製粉振興会で、わかりやすく図にしたものがありましたので引用させていただきました。
    ↓
(財)製粉振興会ホームページ
小麦・小麦粉の生産・加工などの流れ
 
小麦の流通経路
 
 
 
 注  生産者から委託を受けた者 が、実質は原則として県経済連又は全農県本部及び県集連 という風に売り手、買い手 輸入業者など
参加者が、決まっている状態でしたよね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 小麦粉の流通は、米と少し違った形態をとっています。これは、小麦粉のほとんどが最終商品としてではなく、パン、めんなどの小麦粉加工品の原料として使用されるためです。直接家庭で消費される小麦粉の量は、全体の3%程度です。
 家庭で直接消費される小麦粉は、ふつう500gグラムか1キログラム詰めの小さい袋に入れられていますので、「小袋」ともいわれます。これに対して、小麦粉加工業者が業務用として使用する小麦粉は、25キログラムの紙袋詰めと、大口需要者向けのタンクローリー車によるバラ輸送があり、近年はバラ輸送が多くなっています。
 同じ小麦粉でも、業務用と家庭用では、流通形態が異なります。
 
 
 
小麦粉の流通経路


 
 
 
この後に、生産量等の表がでているんですが、国内生産量は不安定ですが、わずかに増えていました。
ところが、輸入量は、年々、増大しています。
何か、おかしい?
 
 
ウルグアイラウンドを受けてできた法案です。
麦のところを抜きましたが、「全国を通じて一個に限り、米穀安定供給確保支援機構」をつくり 米穀価格形成センターを作るという焼け太り法案だったことがわかりました。
   ↓
 
 
要食糧の需給及び価格の安定に関する法律
(平成六年十二月十四日法律第百十三号)
最終改正:平成二三年六月二四日法律第七四号
 
 
麦等の輸入を目的とする買入れ及び当該麦の売渡し)
 
第四十二条 政府は、麦等(麦その他政令で定めるもの及びこれらを加工し、又は調製したものであって政令で定めるものをいう。第五項及び次条から第四十五条までにおいて同じ。)の輸入を目的とする買入れを行うことができる。
 
 政府は、前項の輸入を目的とする買入れに係る麦を、随意契約により売り渡すものとする。ただし、農林水産大臣が随意契約によることを不適当と認める場合には、入札の方法による一般競争契約又は指名競争契約のうち農林水産大臣が選択する競争契約により売り渡すものとする
 
3,4は(中略)
 
 第三十条第二項の規定は、第一項の麦等の買入れについて準用する。
 
 注 
 第三十条 政府は、米穀等(米穀及び米穀を加工し、又は調製したもの であって政令で定めるものをいう。以下この章において同じ。)の輸入を  目的とする買入れを行い、及び買受資格者に対し当該米穀の売渡しを  行うことができる。
 2 政府は、必要があると認める場合には、前項の米穀等の買入れを  他に委託することができる。
 
輸入に係る麦等の特別な方式による買入れ及び売渡し)
 
第四十三条 政府は、麦等の輸入を行おうとする者及び当該輸入に係る麦等の買受けを行おうとする者の連名による申込みに応じて、当該輸入に係る麦等を買い入れることができる。
 
 政府は、前項の規定により買い入れた麦等を同項の買受けの申込みを行った者に対し、当該申込みに応じて売り渡すものとする。
 
 第一項の規定により買い入れた麦等を前項の規定により売り渡す場合の価格は、国際約束に従って農林水産大臣が定めて告示する額を、当該麦等の買入れの価格に加えて得た額を超えてはならない。
 
 第一項の規定による麦の買入れ及び第二項の規定による当該麦の売渡しは、麦の適切な供給を図るため、需給見通しに即して行うものとする。

 
第四十四条 第三十二条の規定は麦等の売渡しについて、第三十三条の規定は麦の売渡しについて準用する。この場合において、同条第一項中「第二十九条から前条まで」とあるのは、「前条、第四十二条及び第四十三条」と読み替えるものとする。
 
  
   第三十二条 政府は、特に必要があると認めるときは、米穀等     の輸出を目的とする売渡しを行うことができる
   2 第三十条第二項の規定は、前項の米穀等の売渡しについて      準用する。
 
  
      
 
 
第四十五条 麦等の輸入を行おうとする者は、国際約束に従って農林水産大臣が定めて告示する額に、当該輸入に係る麦等の数量を乗じて得た額を、政府に納付しなければならない。ただし、次に掲げる場合は、この限りでない。
 
 第四十二条第五項において準用する第三十条第二項の規定による政府の委託を受けて輸入する場合
 
 第四十三条の規定による連名による申込みに応じて行う政府の買入れ及び売渡しに係る麦等を輸入する場合
 
 国内の需給及び価格の安定に悪影響を及ぼすおそれのないものとして政令で定める麦等を輸入する場合
 
 第三十四条第二項及び第三項の規定は、前項の納付金について準用する。
 
 
秘密保持義務に関する経過措置)
第四条 第一条の規定による改正前の主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律(以下「旧食糧法」という。)第四十八条第一項に規定するセンターの役員又は職員であった者に係る旧食糧法第四十九条第一号に掲げる業務に関して知り得た秘密を漏らしてはならない義務については、この法律の施行後も、なお従前の例による
 
 
旧食糧法が、見つからない。。
 
 
 
法文はいつも難しいです。。(涙)
 

小麦は安くならないの? ⑤ 売買価格差 25,216 万円?

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御来訪ありがとうございます。
 
いろんな資料を読んで、頭がパンクしそうです。(笑)
 
あと、管理人が、大いなる思い違いをしている可能性もあります。
 
ぜひ、みなさまも、ご覧になって、自身でご確認ください。
 
実情にお詳しい方、ぜひコメントください。
 
宜しくお願いします。
 
食料安定供給特別会計に行く前に 見つけた資料をご覧下さい。
 
 
参考統計表
 
7p
7 麦加工食品の輸出量の推移
 
参考)大臣証明制度による麦加工食品の輸出量の推移
 
平成21年には 192,753トン 小麦粉輸出している。
加工したマカロニスパゲティは 606トン
ビスケットは、1,032トン
 
注:1)大臣証明制度は、輸出貨物の製造に使用される原材料等を輸入する場合、食糧法及び関税暫定措置法の規定に基づき農林水産大臣の証明を受けることにより、関税相当量(納付金及び関税)が免除される
制度である。
 
 
 
こちらの資料には、平成23年の輸出量が出ています。
  ↓
農林水産省
麦の需給に関する見通し
平成2 4 年3 月
 
 
 
19P
参考2) 麦製品の輸出動向
 
(参考2) 麦製品の輸出動向
麦製品の輸出量のうち、その大部分を占める小麦粉の輸出量は、
近年、主要輸出先国の製粉技術の向上や現地製粉工場の立上げ等に
より減少傾向で推移しています。
平成23年の輸出量は、円高による影響や東電福島第一原発の事故
に伴う諸外国の輸入規制強化により、前年に比べて2.4%減少してい
ます
 
 
平成23年度  小麦粉 191,480トン
 
輸出相手国上位 5カ国は
 
香港
シンガポール
ベトナム
台湾
タイ
 
 
です。
 
 
 
もしやこの分もマークアップが? なんて考えたのですが、
 
 
麦の民間貿易輸入
(加工貿易輸入
 
 
国内の製粉企業等麦加工業者が、輸出用小麦粉等輸出貨物製造に使用される原材料である麦等を輸入する場合、食糧法及び関税暫定措置法の規定に基づく大臣証明を受けることで、関税相当量(納付金及び関税)が免除される制度を利用した輸入方法。小麦の年間輸入数量は約50万トン弱
 
 
 
ということで、カレントアクセス外の輸入のようです。
協定があるから、カレントアクセス内の小麦は使えないのでしょうか?
少し疑問です。
 
 
 
 
参考統計表
 
36P
 
5 政府買入価格と政府売渡価格の価格関係の推移
 
(1)外国産食糧用小麦
(単位:円/トン)
 
 
    政府買入 政府売渡   政府管理   コスト逆ざや 売買価格差 昭
35 26,119    36,627      1,826       8,682      10,508  
 
15 27,506     48,065      4,815      15,744      20,559  
 
21 31,170     56,386      2,128       23,088     25,216 
 
 
 
 
こちらを見ると、年々 逆ざや、売買価格差が大きくなっています。
補助金や交付金の額は、増えているのでしょうか?
それも、疑問です。  
 
 
 
44p   
 
(2)食料安定供給特別会計(食糧管理勘定)の損益の推移
 
麦管理勘定は、平成21年に1201億の利益で、麦管理に884億使い、 314億を輸入麦っで、2億を輸入飼料で利益を得て、国内麦はゼロ?
 
という数字になっています。
これは、輸入でこの会計が利益を上げているということ?
ちょっとわからないです。
 
 
 
農林水産省
麦の需給に関する見通し
平成2 4 年3 月
 
 
28p
 
3 国内産麦に対する支援
①数量払(品質加算含む)
 
②面積払(営農継続支払)
前年産の生産面積に基づき交付2.0万円/10a
 
 
29P
 
2)水田活用の所得補償交付金
水田で麦を生産する農業者に対しては、畑作物の所得補償交付金に加え、水田活用の所得補償交付金として、主食用米並みの所得を確保し得る水準の交付金(35,000円/10a)を直接交付することとしています。さらに、主食用米の裏作麦を含めた、戦略作物(注)による二毛作に対して15,000円/10aの支援を行うこととしています
 
 
 
等級とランク、種類によって、けっこうな金額の補助金が出ていますが、前に引用したように 実態はこのような高額は農家さんには渡っていないのかも知れません
 
 
小麦は安くならないの?③
 
でも、書きましたが 食料安定供給特別会計
平成21年には、 381,228 百万円の、平成23年には 207,888百万円の不用額を出しています。
 
 
上記資料で見たような 1トンあたり 25,216 万円の差益が出るような、価格設定は必要なんでしょうか?
 
 
で、いよいよ 食料安定供給特別会計に、突入します。
 
↓ の資料で、管理人は、食糧安定供給特別会計が、調整勘定という  お金を出したり入れたりすることによって、農林水産省が、「やりた  い事業」の方に、お金を回し、なおかつ、余らせたお金が、国債整   理基金に吸い込まれたりしているのではないかと、感じるんです。
 
  つまり、国内小麦農家を保護するためと称して、マークアップを高く  設定し、本来農家に行く分を。買い付け、補助金の両方を値切って  天下り法人が給与にしたり、一部企業に貸し付けたり、農地の集積  事業や、 いわゆる土地改良事業に 使っているんじゃないか?
 
  そういう自由に使える資金が欲しいために、高く設定しているので  はないか? と、思うのです。
 
  国債整理基金や日銀まで出てくるので、ややこしいのですが、
  次回、下記の資料について、書きたいと思います。
 
 
 
 
(平成20 年度
1 10 0.食料安定供給特別会計
 
食料安定供給特別会計の仕組み
食料安定供給特別会計では、国民への食料の安定供給を図るため、貸付金の償還金、納付金、米麦売払代収入及び一般会計からの繰入れ等を財源として、農業経営基盤の強化のための事業、水田・畑作経営所得安定対策に係る交付金の交付に関する事業、食糧の需給及び価格の安定の
ための事業を実施しています。
 
 
 
 
最近、輸入荷物のコンテナの重量確認や、追跡を刷るようにした法案が通ったり、あるいは、港湾法の改正で、「特定〇〇事業者」というお得意のえこひいきのできる法案や、公共施設の民営化の法案が出ています。
 
 
輸出入拡大ばかりを進める背景には、輸出入にまつわる、差益が
国内流通より、ごまかし安く、大きいからかもしれません。
 
そして、簿外のいわゆるブラック経済も、輸出入という国をまたぐことで 利益が大きくなるのでしょうね。
 
 
それでは、次回に続きます。
 
御来訪ありがとうございました。
 
 
 
 
 
 
 
 

小麦は安くならないの?⑥ 食料安定供給特別会計

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御来訪ありがとうございます。
 
 
引用は黒  管理人コメントは青
 
自分でも何がなにやらわからなくなってきました「小麦」シリーズ (苦笑)
 
?①
 小麦は安くならないの?②
 
小麦は安くならないの?③
 
小麦は、安くならないの?④ 資料
 
小麦は安くならないの? ⑤ 売買価格差 25,216 万円?
 
の続きです。
 
 
上記について、誠天調書さまが添削してくださったので、
ぜひご覧下さい。
 
2013年05月28日
 

「より儲けて」、「無傷」が、「支配者層」にとっての「ウツクシイ」ですので。。
 
 
(平成22年度予算を説明していると思われる)
 ↓
食料安定供給特別会計の仕組み
食料安定供給特別会計では、国民への食料の安定供給を図るため、貸付金の償還金、納付金、米麦売払代収入及び一般会計からの繰入れ等を財源として、農業経営基盤の強化のための事業、水田・畑作経営所得安定対策に係る交付金の交付に関する事業、食糧の需給及び価格の安定のための事業を実施しています。
 
 
101P
 
ここに図が出ているので、ご覧下さい。
 
一般会計からと、食糧証券の発行による資金は、まず、調整勘定に入るんですね。
 
そこから特別会計内でのやりとりがあるのですが、やり取りが双方向のものと、一方向のものがある。
 
その偏りが、農水省のやりたいことであり、農家への冷遇であり、
消費者への高値に繋がっていると、思います。
 
 
 
独)農畜産業振興機構というところが 農業経営安定勘定 に納付金をしています。
 
 
 
また、土地改良法(昭24 法195)に基づく国営土地改良事業等に関する経理を行うために設けられた国営土地改良事業特別会計が20 年度より一般会計に統合されたことに伴い、10 年度以前に事業費の一部について借入金をもって財源とすることで新規着工した事業のうち、19 年度末
までに工事が完了しなかった事業(以下「未完了借入事業」という)について、全ての事業の工事が完了する年度までの経過措置として、国営土地改良事業勘定が設置されました。
 
 
 
悪名高い土地改良事業がここに。。
農地改良するって、廃棄物埋めてたハナシも。。
 
 
 
2)具体的な事業の内容
 
① 農業経営基盤強化勘定
農業経営基盤の強化のため、
(ア)国有農地等の管理・処分、
(イ)農地の利用集積を促進する事業への支援、
(ウ)就農支援資金の貸付けを行う都道府県に対して、これに
要する資金の無利子貸付け等の事業を行っています。
 
② 農業経営安定勘定
農業の担い手に対する経営安定のための交付金の交付に関する法律(平18 法88。以下「担い手法」という)に基づく、
(ア)我が国における生産条件と諸外国における生産条件の格差から生ずる不利を補正するための交付金の交付及び
(イ)農業収入の減少が対象農業者の農業経営に及ぼす影響を緩和するための交付金の交付に関する事業に係る経理を行っています。
 
 
③ 米管理勘定
主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律(平6 法113。以下「食糧法」という)に基づく米穀の備蓄の円滑な運営を図るための国内産米穀の買入れ・売渡し、輸入を目的とする米穀の買入れ・売渡し等を行っています。
また、買入れから売渡しに至るまで、政府所有物品として保管及び必要に応じた運送等の業務を行っています。なお、22 年10 月からは、販売・保管・運送等の一連の業務について、民間事業体に包括的に委託することとしています
 
 
④ 麦管理勘定
食糧法に規定する麦の需給見通し及び飼料需給安定法(昭27 法356)に規定する飼料需給計画に基づく大麦・小麦について、輸入を目的とする買入れ・売渡し等を行っています。
また、これまでは不測の事態に備え、国全体として輸入された小麦の需要量の2.3 か月分(国1.8 か月分、民間0.5 か月分)の備蓄を行っていましたが、22 年10 月からは、国が備蓄している1.8 か月分について、民間の備蓄に移行するとともに、民間が2.3 か月分を備蓄する場合には、1.8 か月分の保管料を助成することとしています。
 
 
⑤ 業務勘定
農業経営基盤強化勘定、農業経営安定勘定、米管理勘定及び麦管理勘定に共通する事務人件費の経理を行っています。
具体的には、各勘定から事業に係る事務人件費に要する財源を受け入れ、これを歳出に充てることとしています
 
 
⑥ 調整勘定
農業経営基盤強化勘定、農業経営安定勘定、米管理勘定及び麦管理勘定が必要とする資金の手当てを一括して行うために設置され、一般会計からの受入れ、食糧証券の発行、各勘定で生じた決算剰余金の集約等による資金の調達と返済を行うこととしています。
例えば、米管理勘定及び麦管理勘定で行う米麦の売買において、買入時期の季節性、売渡時期との間のタイムラグ、国際相場の変動等により資金需要に時期的・量的なバラつきが生じた場合に、調整勘定において各勘定間の一時的な資金融通を行うことにより、食料安定供給特別会計全体として資金の有効活用が行われています。
また、食糧の需給及び価格の安定のための事業全体の財務状況を表すため、米管理勘定、麦管理勘定及び業務勘定に生じた損益を移し受けて整理する機能を有しています。
 
 
⑦ 国営土地改良事業勘定
国営土地改良事業の負担金の徴収の確保等のため、各工事別に区分して未完了借入事業の工事等に係る経理を取り扱います。
その経理については、事業費のうち国及び受益者が負担する部分は一般会計からの繰入金等を充てており、道県が負担する部分は借入金を充てているところです。
 
 
 
104p
(3)特別会計の現状
① 歳入歳出予算(平成22 年度当初予算)
 
歳入 30,444億円   歳出 30,290億円
 
 
 
と、相変わらず、予算のときから、歳入超過で組んでます。
円グラフになっているのですが、歳入の他勘定より受け入れ、食糧証券の発行 よりも歳出の他勘定へ繰入、国債整理基金に繰入の方が多くなっています。
 
細かいやり取りが書かれて、結局使える予算は10兆
 
 
105P
 
 
10.0 兆円」に含まれる額の主な内容 (単位:億円)
▲は、前年度
 
(農業経営基盤強化勘定) 91(▲127)
 
説明(増減要因)
国有農地等の管理・処分、農地の利用集積を促進する事業への支援、就農支援資金の貸付原資の一部を都道府県に無利子で貸付け等(行政刷新会議の事業仕分け結果を踏まえ、農業改良資金等について、利子補給方式に変更し一般会計で手当することとしたことにより、前年度より減少)
 
 
(農業経営安定勘定)
 
農業経営安定事業費 2,316(+6)
 
 
(米管理勘定)
 
米買入費 2,116(▲262)
 
説明(増減要因)
食糧法に基づき買い入れる米の買入代金(米の買入価格の低下に伴い米買入費が前年度より減少)
 
 
(麦管理勘定)
麦買入費 3,048(▲1,077)
 
説明(増減要因)
食糧法に基づき買い入れる食糧麦及び飼料需給安定法に基づき買い入れる輸入飼料の買入代金(麦の買入価格の低下に伴い麦買入費が前年度より減少)
 
(業務勘定)
事務取扱費 60(▲65)
 
(国営土地改良事業勘定)
土地改良事業費 188(▲293)
 
 
 
上記の資料で、米、麦ともに値下がりしていたとありますが。。
 
 
2010年08月11日
小麦粉の値段 下がっても値下げされていなかった証拠発見
 
8月6日のWBSで小麦が高騰して2年ぶりの高値をつけたといってたが、その前の安い時期については言及しなかった。
 上半期4~9月の輸入価格が安い時期に小麦粉を使った食品が値下がった記憶はない。
 やはり、企業か政府が差額を内部保留しているとしか思えない。
 
 
そうですよね。店頭で安くなった記憶がない。
 
ところが。。
 
 
 
 
2010/03/31 【企業情報
日穀製粉株式会社(社長 丸山和廣)は、平成22年4月1日より、外国産小麦の政府売渡価格が5銘柄平均5%の引き下げとなることに伴い、業務用小麦粉の販売価格を下記のとおり改定させて頂きますので、お知らせ申し上げます。
1.改定額
(1)強力系小麦粉85円 値下げ/25kg当たり
(2)中力系・薄力系小麦粉55円 値下げ/25kg当たり
内麦100%使用小麦粉は据え置きとさせて頂きます。

尚、上記改定額に消費税は含まれておりません。

2.実施時期
平成22年5月10日(月)弊社出荷分より
 
 
 
 
 
 
 
業務用はちゃんと下がっていたんですね。
ここでも、「中抜き」があるんですね。
 
 
さて、特別会計に戻って
 
106p
 
○一般会計からの受入の内容      単位億円
 
調整勘定          1,389
 
国営土地改良事業勘定  287
 
計              1,676
 
 
 
 
○その他の主な歳入の内容 (単位:億円)
(農業経営基盤強化勘定)
 
償還金収入 120
過去の貸付金の償還見込額
 
 
(農業経営安定勘定)
他勘定より受入 2,110
 
担い手法第3 条第1 項及び第4 条第1 項の規定による交付金の対象農業者に対する交付金等の財源に充てるための麦管理勘定及び調整勘定からの受入
 
 
独立行政法人納付金 220
 
担い手法第3条1項の規定による交付金の対象農業者に対する交付金の財源に充てるため、独立行政法人農畜産業振興機構法(平14法126)第11条に基づく輸入糖等の買入れ及び売戻し業務により生ずる利益の一部の国庫納付
 
 
 
米管理勘定)
 
他勘定より受入  6,014  
米の買入代金等に要する財源に充てるための調整勘定からの受入
米売払代 1,052
22年度需給計画に基づく売却予定数量及び政府売渡予定価格
等を基礎として算出した米の売払代
 
 
(麦管理勘定)
麦売払代 3,630
(▲1,030)
 
他勘定より受入 1,859
麦の買入代金等に要する財源に充てるための調整勘定からの受
 
 
業務勘定)
他勘定より受入 119
 
各事業に係る人件費・事務費等に要する財源に充てるための各事
業勘定
からの受入
 
 
 
(調整勘定)
 
食糧証券収入 7,118
主要食糧及び輸入飼料の買入代金の財源に充てるための特別会計法に基づく食糧証券の発行収入
 
他勘定より受入 5,027
特別会計法に基づく食糧証券の償還及び利子等の支払財源に充
てるための米管理勘定及び麦管理勘定からの受入
 
(国営土地改良事業勘定)
土地改良事業費負担金収入 212
 
 
上記を見ますと、調整勘定は、米管理勘定及び麦管理勘定から5207億受け入れて、米管理勘定及び麦管理勘定に7873億拠出していますから実質2846億の調整。
 
しかも麦勘定は、農業経営安定勘定と、業務勘定にも拠出していることになります
 
なんだか、冷遇されているような。。
 
(次回に続く)

小麦は安くならないの?⑦食料安定供給特別会計

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御来訪ありがとうございます。
 
 
引用は黒 管理人コメントは青
 
ご覧になるのも飽きてきたでしょ?
 
 
しかし、スタンプラリーではありませんが、見つけてしまったものは、「当たって」みないといけません(涙)
 
 
 
川内博史 福島第一原発 1号炉撮影映像 Fukushima Daiichi Nuclear Power  
 
 
 
フクイチに自ら入って撮影し、非常用覆水器が、地震で壊れたと証明しようとしている川内博史元議員には本当に頭が下がります。
 
 
説明してわかってほしいなら、根拠がないと。。
 
イケガミさんやら、ミノさんやらの「説明」で納得して「こうだ!」という
石頭がたくさんいる社会では、イケガミさん、ミノさん以上の説明をして
石頭をカチ割らないといけないわけですよ。
 
 
 
食料安定供給特別会計
 
 
 
 
ということで、積立金、剰余金の言い訳編です。(笑)
 
108p に表があります。
 
② 剰余金(平成20 年度決算)単位億円
 
 
                 剰余金    翌年度繰入金
農業経営基盤強化勘定      58         58
農業経営安定勘定         348        348
米管理勘定              29         29
麦管理勘定             57        57
 
業務勘定
調整勘定                365        365
国営土地改良事業勘定       110        110
特別会計合計             970      970
 
 
(注)農業経営基盤強化勘定、農業経営安定勘定、米管理勘定及び麦管理勘定の剰余金は、特別会計法に基づき調整勘定の翌年度の歳入に繰り入れることとしています
 
 
 
平成20 年度決算における剰余金は、食料安定供給特別会計全体で970 億円です。
 
 
<農業経営基盤強化勘定>
農業経営基盤強化勘定における剰余金は、58 億円です。
(剰余金が生じた理由)
剰余金が生じた理由については、貸付金の償還金が予定より多かったこと等によるものです。
 
(剰余金の処理の方法)
行政刷新会議の事業仕分け結果を踏まえ、22 年度において全額を一般会計へ繰り入れることとしています。
 
 
 
<農業経営安定勘定>
農業経営安定勘定における剰余金は、348 億円です。
(剰余金が生じた理由)
剰余金が生じた理由については、農業経営安定事業収入減少影響緩和対策交付金を要することが少なかったこと等によるものです。
(剰余金の処理の方法)
特別会計法の規定により調整勘定の翌年度の歳入に繰り入れた上で、農業経営安定事業収入減少影響緩和対策交付金等の財源に充てることとしています。
 
 
 
<米管理勘定>
米管理勘定における剰余金は、29 億円です。
(剰余金が生じた理由)
剰余金が生じた理由については、年度末の資金繰りにおいて、輸入米の買入れに必要な額の見込みに対し、実際の買入価格が見込みを下回ったことにより、年度内の支払が減少したこと及び輸入米の売却代金が見込みを上回ったことにより、米売払代収入が増加したこと等によるものです。
なお、不用額が1,267 億円生じていますが、これは米の買入費等が予定より少なかったことによるものであり、その際、この財源に充てる資金受入(食糧証券の発行収入)も減少することになります。
 
 
(剰余金の処理の方法)
特別会計法の規定により調整勘定の翌年度の歳入に繰り入れた上で、翌年度当初の買入費等の財源にその全額を充て、円滑な資金運営を図ることとしています
 

 
 
 
 
麦管理勘定>
麦管理勘定における剰余金は、57 億円です。
(剰余金が生じた理由)
剰余金が生じた理由については、年度末の資金繰りにおいて、輸入麦の買入れに必要な額の見込みに対し、実際の買入価格が見込みを下回ったことにより、年度内の支払が減少したこと及び輸入麦の売却代金が見込みを上回ったことにより、麦売払代収入が増加したこと等によるものです。
なお、不用額が2,267 億円生じていますが、これは麦の買入費等が予定より少なかったことによるものであり、その際、この財源に充てる資金受入(食糧証券の発行収入)も減少することになります。
(剰余金の処理の方法)
特別会計法の規定により調整勘定の翌年度の歳入に繰り入れた上で、翌年度当初の買入費等の財源にその全額を充て、円滑な資金運営を図ることとしています。
 
 
 
<調整勘定>
調整勘定における剰余金は、365 億円です。
(剰余金が生じた理由)
剰余金が生じた理由については、特別会計法の規定により、前年度剰余金として調整勘定から228 億円、農業経営基盤強化勘定から124 億円、農業経営安定勘定から42 億円を受け入れ、そのうち20 年度において29 億円を使用したことによるものです(前年度剰余金のうち、228 億円と124 億円を合わせた352 億円は、農業経営基盤強化勘定由来の剰余金であり、そのうち29億円を使用したため、20 年度末の残額は323 億円となります)。
なお、各勘定において前年度剰余金が生じた理由について、調整勘定の剰余金は、農業経営基盤強化勘定へ繰入れを要することが少なかったこと、農業経営基盤強化勘定の剰余金は、貸付金の償還金が予定より多かったこと、また、農業経営安定勘定の剰余金は、農業経営安定事業生産条件不利補正対策交付金を要することが少なかったこと等によります。
また、不用額が3,438 億円生じていますが、これは米麦の買入費が減少したことによる米管理勘定及び麦管理勘定へ繰入等が予定より少なかったことによるものであり、その際、この財源繰入れの不用相当額が必要なくなることから、食糧証券の発行も減少することになります。
 
 
食糧証券の発行が少なくなりますと、言いながらも、安く買って、高く売れた。
あるいは、返済は確実に取り立て交付金は少なく出しました。
 
と、言っているようなものですね。

 
(剰余金の処理の方法)
農業経営基盤強化勘定に由来する 323 億円については、行政刷新会議の事業仕分け結果を踏まえ、22 年度において全額を一般会計へ繰り入れることとし、農業経営安定勘定に由来する42億円は、21 年度の農業経営安定事業生産条件不利補正対策交付金等の財源としています
 
 
積立金(調整勘定)
② 積立金の目的
この積立金は、特別会計法附則第214 条第3 項の規定により、廃止前の農業経営基盤強化措置特別会計の積立金を食料安定供給特別会計の調整勘定の積立金として積み立てられたものとしており、また、附則第40 条第1 項の規定により、積立金は「農地等の買収代金及び農地保有合理化事業その他の農地保有の合理化に関する事業に係る財政上の措置に要する費用
の財源に充てる」こととしています。
③ 積立金の水準
行政刷新会議の事業仕分け結果を踏まえ、22年度において、20年度末の積立金残高153億円から22年度所要額49億円を除いた105億円を一般会計へ繰り入れることとしています。
 
 
調整資金(調整勘定)
 
② 調整資金の目的
特別会計法第133 条の規定により米管理勘定及び麦管理勘定の運営の健全化のために
調整勘定に置かれた調整資金は、食糧管理勘定及び業務勘定の損益を移し受けて整理する機能を持ち、必要に応じて一般会計から必要額を受け入れることにより米麦の売買等に係る調整勘定の赤字繰越しを行わないこととしています。
なお、各年度末の調整資金残高は、国が備蓄・保有する米麦(貸付米含む)の市場価格による評価額等から、食糧証券等の負債を差し引いて得られた額であり、現金で保有しているものではありません。
 
 
 
110p
④ 資産及び負債(平成20 年度特別会計財務書類)
 
資産・負債差額   31,395百万円
 
 黒字なんですね。
 
 
 
単位が変わるので比較しにくいかもしれませんが、平成23年度
決算と比べてみます
 
 
Ⅲ 決算に関する情報
 平成23年度決算(食料安定供給特別会計)
 
・歳入歳出決算の概要
 
 
農業経営基盤強化勘定)
(剰余金の額 26,532百万円
 
 
 
農業経営安定勘定)
 
ここは
歳入 として
独立行政法人農畜産業振興機構納付金  23,907百万円を
が あります。
 
(剰余金の額) 122,242百万円
 
農業者の収入減少の幅が小さかったことにより、農業経営安定事業収入減少影響緩和対策交付金を要することが少なかったことが主な要因である
 
農家の方に聞いてみたいですね。
 
 
 
 
(米管理勘定)
剰余金の額)7,586百万円
 
米管理勘定で生じる決算剰余金は、決算(3月31日)をまたぐ売却・買入があることから、「通常の資金繰りの過程で年度末に一時的に生じる手持資金」を決算剰余金として計上したもので、翌年度当初の米穀の買入れのために必要な財源として使用するものであり、いわゆる通常の「余裕資金」とは性格を異にする。
 平成23年度決算における剰余金については、年度内において支払った米買入費等の支出に対して、米売払代等の収入が多かったことが主な要因である
 
 
 
麦管理勘定
収入に 輸入麦等納付金  345 
      雑収入      367
 
 が 出て来ます
 
(剰余金の額)3,706百万円
 
平成23年度決算における剰余金については、年度内において支払った輸入麦買入費等の支出に対して、輸入麦売払代等の収入が多かったことが要因である。
 
 
 
(調整勘定)
 
歳出
主要食糧及輸入飼料買入費等財源他勘定へ繰入  534,048百万
国債整理基金特別会計へ繰入              331,249百万
計                                865,298百万
 
歳出記載はこれだけです
 
 
 
・借入金等(借入金並びに公債及び証券の発行収入金)の額及び借入金等の額が予算に計上した額と異なる場合にあってはその理由
・(借入金の額  -
・(公債発行収入金の額  -
(証券発行収入金の額)276,000百万円
 
(予算に計上した証券発行収入金の額)578,310百万円
 
 
(剰余金の額) 51,421百万円
 
 
(剰余金が生じた理由)
 
農業経営安定勘定において予備費を使用しなかったこと等のため。
2 調整資金に充てるために要する経費(85,000百万円)
 
麦の買入費が予定より少なかったこと等により、食糧証券の発行残 高が予定より少なかったため
 
 
 
(剰余金の処理の方法)
 
調整勘定に生じた剰余金のうち、農業経営基盤強化勘定に由来する23,031百万円→ 一般会計
 
(調整資金の残高(平成24年3月31日))
122,975百万円
 
 
上記以外に 国営土地改良事業勘定の剰余金 1,860百万円があります。
 
26,532 + 122,242 + 7,586 + 3,706 + 51,421 +1860
=213347百万円  → 2133億の剰余金? あってますか?計算
 
 
剰余金増えてる?
 
あと、すごく多めに食糧債券を見積もっていますね。
米や麦を、安く買えば買うほど、剰余ができて、他の会計に回したり、
国債整理基金に上納する額が増える。
 
販売価格との差額に見合う、農家への補助や援助のためにマークアップの額を決めるわけですから、補助や援助を絞れば、剰余ができる。
 
やっぱり。。
 
 
 
まだ続きます。
 
御来訪ありがとうございました。

小麦は安くならないの?⑧ 食糧証券

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御来訪ありがとうございます。
 
引用は黒 管理人コメントは青
 
 
主 な 国 庫 資 金 の 流 れ
 
 
一般会計から繰り入れている様子がない!
なんで?と思っていたら、
 
【食糧証券】
 
食糧管理特別会計発行する政府短期証券で,略して糧券ともいう。食糧証券は次の2種類に分類される。第1は,食糧および農作物等の買入代金充当するため,1年以内償還されることを条件に発行される政府証券で,食糧管理特別会計法3条1項を根拠としている。この食糧証券は,通常年度経過して,翌年度の歳入金をもって償還され,年度越し食糧証券(年度越し糧券)とも呼ばれている。
 
税収はまとめて入るわけでは、予算を出すのに、先取りしちゃうわけですね
 
 
財務省
国庫制度の概要
国庫金には、国が所有する現金(預金を含む)のほか、国が法令又は契約に基づき一般私人等から提出され一時保管している現金(保管金、供託金)や、公庫から国庫に預託された業務上の現金(公庫預託金)も含まれます。
一方、地方公共団体や独立行政法人等に属する現金は国庫金には含まれません。
国庫金は、会計法第34条第2項、予算決算及び会計令第106条の規定により、日本銀行に政府預金として預けられています。
 
(参考)主な政府預金の種類
 
食管口(食糧管理口)
国内指定預金に設けられている口座の一つで、食料安定供給特別会計のうち食糧管理勘定においての預金の受払を個別に管理するための口座です。
 
 
我が国の国庫制度
~入門編~(平成17年6月号
 
国庫金の範囲と構成
 
1.一般会計及び特別会計の手許現金
 
一般会計は、特別会計のように手許現金の範囲でしか支払いができないという制約がないので、手許現金が不足する場合には、特別会計の手許現金などを含む全体としての国庫金残高から流用して支払うことができる
特別会計については、その手許現金すべてが国庫金を構成するものの、支払いはそれぞれの手許現金の範囲内で行う必要があり、手許現金がマイナスとなってはならないことが各特別会計の施行令に規定されている(これを「支払元受高制度」と呼ぶ。唯一の例外として、国債整理基金特別会計にはそのような規定がない)。
ただし、特別会計においても、国庫余裕金の繰替使用の手続きをとれば、一般会計や他の特別会計の手許現金によって支払いを行うことがで
きる。
 
2.各種政府資金等の残高
国庫内には、それぞれの目的に応じて国税収納金整理資金や外国為替資金のような種々の資金等が設けられており、その残高は国庫金を構
成する。これらは、一般会計や特別会計とは異なり、その収支は予算によっては規制されていないしたがって、これらの現金の受払いは、会計年度区分のない歳入歳出外現金の受払いとして計理されている。なお、「資金」という用語は、国において会計年度を越えた特定の目的または用途に充てるために保有する金銭という意味で用いられている。
 
 
 あの調整資金もこれなんでしょうか?
 
3.公庫の預託金
􌓕公庫の預託金」とは、政府関係機関である公庫の国庫への預託金のことである。公庫の中には、原則として業務上の現金を国庫に預託す
ることが義務付けられているものがある。
政府関係機関とは、予算上用いられる用語であり、
6公庫(住宅金融公庫、農林漁業金融公庫、中小企業金融公庫、沖縄振興開発金融公庫、国民生活金融公庫、公営企業金融公庫)、
2政府銀行(日本政策投資銀行、国際協力銀行)の8機関のことをいう。
これらの政府関係機関のうち、その業務上の現金を国庫に預託しているのは4公庫(住宅金融公庫、農林漁業金融公庫、中小企業金融公庫、沖縄振興開発金融公庫)である(表2参照)。
 
 
 
国庫の資金繰り
 
このような受入れと支払いのタイミングの「ずれ」を調整し、予算の適切な執行を確保するのが国庫の資金繰りである。
なお、「Ⅶ.政府短期証券」、「Ⅷ.国庫余裕金の繰替使用」、「Ⅸ.特別会計の積立金等の繰替使用」は国庫の資金繰りに関する具体的な手
法についての説明である。
 
 
 
3.各特別会計、公庫等の資金繰り
これまでは、国庫全体の資金繰りについて説明してきたが、各特別会計、公庫等の資金繰りについても説明しておきたい。
⑴ 資金が不足する場合
当該特別会計の積立金の繰替使用(「Ⅸ.
特別会計の積立金等の繰替使用」参照)、
一時借入、
政府短期証券の発行(「Ⅶ.政府短期証券」参照)により資金を調達する
なお、
国庫余裕金の繰替使用(「Ⅷ.国庫余裕金の繰替使用」参照)を受けることができる場合
には、これを利用することもできる。
⑵ 資金に余裕がある場合
財政融資資金への預託、国債の保有等により運用する。
政府短期証券
 
 
⑵ 食糧証券
食糧証券には、食糧管理特別会計における年度内の資金繰りのために発行するもの(歳入外扱い、第3条第2項債)と、
予算上の財源として年度間の不足資金を調達するために発行するもの(歳入扱い、第3条第1項債)
との2種類がある。
2項債は、当該年度内に償還しなければならないが、1項債は1年以内に償還すればよい。
1項債は通常1月から3月にかけて発行され当年度の歳入となり、償還は翌年度の歳出となる。
なお、食管会計における食糧証券及び一時借入金の限度額は、特別会計予算予算総則に明記されている。
 
  ↓
 平成24 年度特別会計予算
 
時借入金等の限度額)
第8 条次の表の左欄に掲げる各特別会計の「特別会計に関する法律」第15 条第2 項及び第83 条第2 項の規定による一時借入金、融通証券及び繰替金の限度額は、それぞれ右欄に掲げるとおりとする。
 
食料安定供給調整勘定 517,450,000 千円
 
 
 
特別会計の積立金等の繰替使用
 
各特別会計において支払上現金に不足があるときは、各特別会計法により、各省各庁の長は財務大臣の承認を経て積立金に属する現金を支
払元受高に繰替使用することができることとなっている。
多くの保険事業特別会計等においては、歳計剰余金から翌年度繰越額を控除した残額を積立金として積み立てることとしている。この積立金は財政融資資金に預託されて運用されることになる。なお、この現金剰余の積立金は、歳入歳出外として計理され、その法的性格は特別の「資金」の一種であると解されている。
 
 
また、「資金」を保有している特別会計では「資金」の繰替使用が、勘定区分のある特別会計では勘定間の繰替使用ができる特別会計もある。
財務省では、各省各庁の長から、特別会計の積立金等の繰替使用の承認申請があった場合には、資金繰りの詳細な説明を受け、その内容を調査し適正と認めたとき、承認の通知をする
 
 
積立金の使用はやっぱり財務省が決めるんですね。
資金にすれば歳入歳出外扱いか。。
 
 
 
上記の
 
主 な 国 庫 資 金 の 流 れ
 
食料安定供給調整勘定が、食糧債券を発行して日銀から資金を調達。
 
債券を日銀を通して買うのは、民間だから、食料安定供給特別会計の矢印は、民間に向かって、一般会計とのつながりは帳簿上だけのようになるってことですね。
 
 
この図では 食料安定供給特別会計から、国債整理基金特別会計に行っています。
 
前回のこちらですね。
 
(調整勘定)
歳出
主要食糧及輸入飼料買入費等財源他勘定へ繰入  534,048百万
国債整理基金特別会計へ繰入              331,249百万
 
 
主要食糧及輸入飼料買入費等財源他勘定???
調整資金のことでしょうか?
 
 
 
財務省
平成23年度特別会計財務書類(第183回国会提出)
 
 
平成23 年度
食料安定供給特別会計財務書類
 
 
ここには国債整理基金にいくら行っているとか出てきません
 
平成23 年度
国債整理基金特別会計財務書類
 
食料安定供給特別会計からの受入 352,749 百万円  前年度 331,762百万円
 
 
国債の保有又は財政融資資金への預託による運用が認められており
平成23 年度末における運用の内訳は、次のとおりである。
運用の内訳:
有価証券への運用12,089,522 百万円
売戻条件付国債買現先9,236,628 百万円
 
 
 
他会計からの受入の明細 利子及割引料だけ受け入れしてるのかな?他の特別会計から、9兆? 
 
国債発行が減って、国の借金が減ると、国債整理基金特別会計を使って、運用している方は、縮小しちゃうから、困るのかなあ。。なんて思う。 しかし、あの運用。。暴落したらどうするんだろ
 
と悩んでいましたら
 
 
 
 
マーフィー@nagahirogolf
(5)しかも地方公共団体、独立行政法人は、軒並み赤字だと考えられるので、貸借対照表上に他会計繰戻未収金が立つのは当たり前。(6)業務費用計算書上の利子及割引料は、永遠と「循環取引」を行う結果。(7)資産・負債差額増減計算書の微々たる配当金収入は、みなしの可能性
 
 
ばぜどん@tutinoue22時間
 ありがとうございます。 食糧証券を使って、多めに見積もった予算を食糧証券で、先取りしちゃうんですね。償還は一般会計で収入上がったときにして、調整勘定で使いたいところに使って、余れば国債整理基金へ流れるんですね。 
 
 
マーフィー@nagahirogolf22時間
裏帳簿がある筈です。要するに倒産間近の企業会計。但し、この企業は、その気になれば無尽蔵に「自己振出(融通)手形」を発行できる。それ以上も以下もないでしょう。
 
 
 
 
国債整理基金に行ったお金が投資されているわけで、そのお金が多ければ多いほど、投資できるお金が増えるから、国民に対する支出を削っているわけですね。

小麦は安くならないの?⑨

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御来訪ありがとうございます。
 
引用は黒 管理人コメントは青
 
 
【誠天調書】
2013年05月29日
 
 
で、国債、金融などにつなげた記事を書いてくださいました。
 
難しくてサッパリわかりませんでしたけど(苦笑)
 
 
印象として、特別会計の高止まりというのは、財務省の日銀支配からの脱出といいますか、自由度のあるお金を増やしたかったのでは?とも思いました。 
国庫金は国庫金でも、短期証券を出すのも、日銀ですから、何もかも
日銀に透明になってしまいます。
 
財投、外国為替、食糧 などが、日銀に政府口座を特別に持っているのは、日銀側が、特に監視したい、あるいは、利益確保したいところだったのかもしれません。
 
 
以前思ったのは、もっと単純で、国の会計書類って、単位が違うんですね。 単位 千円とか、単位 億とか。。 切捨て、四捨五入もありますし。。
 
そういう差額を省庁にプールしておくことはできるだろうし、。。
百万円切り捨てなら、99万はゼロ。
10項目あれば 990万は簿外ですもの。。
 
 
 
国債整理基金特別会計
 
国債整理基金特別会計法(明治39年法律第6号)・・・2007年(平成19年)3月31日廃止特別会計に関する法律(平成19年法律第19号)・・・2007年(平成19年)4月1日施行(以下「特別会計法」)
 
平成19年ていうと安倍総理かな?
 
今回は、日銀と、政府両方でバブル作り出しているので、手打ちした
ってことかもしれないし、元からグルだったのかもしれないし、ちょっと
わかりません。
 
 
今回は、その他見つけた資料で、気になるところを書いておきたいと思います。
 
 
 
 
【政策ごとの予算額等】
 
政策評価調書(個別票2)
 
対応表において◇となっているもの (単位千円)
食料安定供給特別食糧管理勘定     平成24年度   平成25年度
                           予算       概算要求
 
国債整理基金特別会計へ
繰入れに必要な経費             353,563,001   412,200,662
 
   
政府短期証券事務取扱費財源の
一般会計へ繰入れに必要
な経費(新規)                               11
 
 
事務取扱費財源の業務勘定へ
繰入れに必要な経費             8,134,436      8,540,257
 
 
調整勘定
主要食糧及輸入飼料買入費等財源他
勘定へ繰入
麦買入費等財源の麦管理勘定へ
繰入れに必要な経費            164,778,493         空欄
 
返還金等他勘定へ繰入返還金等の
調整勘定へ繰入れに必要な経費     37,621,683          空欄
 
 
 
空欄というのが、気になります。
 
 
 
Ⅲ 決算に関する情報
 平成23年度決算(食料安定供給特別会計
 
 
農業経営基盤強化勘定)でも 歳出で 元一般会計所属農地売払収入等一般会計へ繰入 と 元国有林野事業特別会計所属農地売払収入等国有林野事業特別会計へ繰入は、空欄のまま決算しています。
 
 
 
 
別紙(10-3
 
麦買入費(輸入飼料)          69,579,413      98,053,286  
 
と、28,473,873千円も高く予算を出しています。 理由は
 
 
港湾諸掛等経費について、積算単価を見直し、概算要求に反映。
 
 
ということなので、飼料の麦が上がれば、乳製品、食肉等はまた値上がりしますね。
 
 
 
別紙(10-3)
 
独立行政法人農畜産業振興機構運営費に 1,909,365千円、独立行政法人家畜改良センターの運営に必要な経費7,241,907千円、要求しています。
 
さきほどの政策評価調書(個別票2)に、独立行政法人などへの予算が出ていますが この欄だけでも10,845,998千円の要求です。
 
一戸建てが何件建つかしら?
 
 
 
農水省の所管法人
 
 
総務省
「各府省等からの再就職者が5代以上続いている独立行政法人・特殊
法人等・公益法人」の概要
注1 平成21 年5月14 日時点で確認されたもの。
 
農林水産省 (107法人、125役職)
 
と、国土交通省についで多く、
 
独立行政法人)
農業者年金基金(理事長)
農畜産業振興機構(理事長)
 
(公益法人)
社団法人全国米麦改良協会(会長理事、専務理事)
財団法人製粉振興会(専務理事)
 
も、含まれています。
 
 
 
 
 
農畜産業振興機構
 
によれば、砂糖、乳製品 でん粉のマークアップを徴収し、牛肉、豚肉及び鶏卵、野菜の需給調整などをしているそうで、小麦と同じ構図があると思われます。
 
農業経営安定勘定 に納付していたところですね。
 
 
役員の任命
10人中、7人 農水省で、外務省外務省特命全権大使オマーン国駐箚 1人 財務省主計局主計監査官 1人 日水物流(株)1人
 
 
役員報酬
第4条 役員の本俸の月額は、次のとおりとする。
(1) 理事長 1,003,000円
(2) 副理事長 920,000円
(3) 総括理事 870,000円
(4) 理事 819,000円
(5) 監事 702,000円
2 新たに役員となった者には、その日から本俸を支給する。
 
 
 
 
 
 
というのもありました。先ほど、ご覧いただいた、天下り法人が、あらゆる食品の流通の間に入って
いろいろ中抜きしているために、消費者への価格が高くなっていくということですよね。
 
 
 
 
 
米麦輸入業者の有資格者名簿
平成25年5月20日現在
 
全部で35業者しかありません。
 
輸入米穀の買入契約 13業者
輸入麦の買入契約   15業者
 
麦の特別売買契約(輸入区分Ⅰ)
随  意  契  約  登  録  者  名  簿
1 伊藤忠商事株式会社
2 エー・ディー・エム・ジャパン株式会社
3 株式会社カーギルジャパン
4 兼松株式会社
5 株式会社組合貿易
6 CZL株式会
7 住友商事株式会社
8 双日株式会社
9 株式会社トッファーインターナショナルジャパン
10 豊田通商株式会社
11 ノーブル・ジャパン株式会社
12 丸紅株式会社
13 三井物産株式会社
14 三菱商事株式会社
 
 
 
麦の特別売買契約
(飼料用)
随  意  契  約  登  録  者  名  簿
1 伊藤忠商事株式会社
2 エー・ディー・エム・ジャパン株式会社
3 株式会社カーギルジャパン
4 兼松株式会社
5 株式会社組合貿易
6 CZL株式会社
7 住友商事株式会社
8 双日株式会社
9 株式会社トッファーインターナショナルジャパン
10 豊田通商株式会社
11 ノーブル・ジャパン株式会社
12 丸紅株式会社
13 三井物産株式会社
14 三菱商事株式会社
 
 
 
一例を挙げましたが、輸入するについても、これらの35社と談合すればいいわけで、民間委託されるという在庫管理費用も、こういう業者のところに行くんでしょうね。きっと
 
 
小麦・小麦粉の生産・加工などの流れ
 
 
 
先物などで釣り上げて、金融などが儲ける
 
輸入する会社が、差益や時間差、補助金などで儲ける。
 
 
 
農水省が、マークアップで高値安定にして、予算を先取りする。
さらには、国債整理基金の投資運用費用へ
 
天下り機関が儲ける
 
決まった業者が入札、購入し、儲けをとる
 
 
 
で、やっと、卸、小売店の儲けになって
 
 
 
高い高い小麦粉、小麦製品が消費者へ
 
国内生産者は、買い叩かれて、ケチられてボロボロ。。
 
 
なんですね。
 
 
 
長かった上に、わかりにくくなってしまって、すいません。
 
小麦を辿ってみて、これは、小麦だけじゃない。
きっと、全部だ!
 
と思いました。
 
税金、保険料だけじゃなく、国民が負担しているのは、見えないけど
もっともっと多い。
 
 
 
御来訪ありがとうございました。
 
 
 
 
 
 




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