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資料 我が国の核融合研究開発の現状について

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御来訪ありがとうございます。
難しくて、理解できないのですが、気になったところを引用します。
ぜひ、原文をご覧下さい。
 
少なくとも、あの大震災で、計画を見直すつもりは全くなかったようですね。
 
(引用開始)
 
我が国の核融合研究開発の現状について
平成24年4月10日
文部科学省研究開発局
研究開発戦略官付(核融合・原子力国際協力担当)
 
 
 
 
ITER(国際熱核融合実験炉)計画等の実施
 
平成24年度予算額: 9,335百万円
(うち復興特別会計: 4,189百万円)
(平成23年度当初予算額: 11,395百万円)
(平成23年度4次補正予算額: 12,182百万円
 
 
ITER計画
 
○協定:2007年10月24日発効
(建設期間中は脱退することはできない)
○参加極:日、欧、米、露、中、韓、印
○建設地:フランス・カダラッシュ
○核融合熱出力: 50万kW(発電実証はしない)
○ITER機構長:本島修氏(2010年7月28日就任)
○各極の費用分担(建設期):
欧州、 日本 、米国、 韓国、 中国、 ロシア、 インド
45.5%   9.1%  9.1%  9.1%  9.1%   9.1% 9.1%
○計画:35年間
運転開始:2020年(予定)
核融合反応:2027年(予定)

平成24年度予算額:51億円(54億円)
※平成23年度4次補正予算額:122億円
○ITER機構の分担金23億円(26億円)
○ITER機器の製作や試験、国内機関の活動、人員派遣等 28億円(28億円
 
 
 
幅広いアプローチ(BA)活動

○協定:2007年6月1日発効
○実施極:日、欧
○実施地:青森県六ヶ所村、茨城県那珂市
○総経費:920億円で半額は欧州が支出
(2005年5月時点で換算)
○計画:10年間
○実施プロジェクト
①国際核融合エネルギー研究センター
・原型炉設計・研究開発調整センター
・ITER遠隔実験センター
・核融合計算機シミュレーションセンター
②国際核融合材料照射施設の工学実証・工学設計活動
③サテライト・トカマク計画(予備実験等の実施によるITER支援
 
平成24年度予算額:42億円(60億円)
 
○国際核融合エネルギー研究センター12億円(16億円)
○国際核融合材料照射施設の工学実証・工学設計活動
5億円(8億円)
○サテライト・トカマク計画25億円(35億円)
 
 
 
日本が調達を担当する
主な機器製作のスケジュール
 
超伝導トロイダルコイル
炭素繊維複合材ダイバータ
遠隔保守機器
高周波加熱装置
 
2020年に初プラズマ (管理人注 予定)
 
 
TBM試験計画について
 
日本では、原子力機構を中心に固体増殖水冷却方式の検討を 進めている。2012年度より概念設計を開始し、2021年ITER 据付を目指す。
(各極の状況)

現在のTBM持込予定極: 欧州(2体)、中国、インド、日本。

韓国は1月に極としてTBM持込宣言し、次回TBM計画委員会 での承認を目指す。

米国は大学等で検討中であるが、極としてはTBM持込の意思 表明なし。

ロシアはTBM持込の予定なし。
 
 
 
 
IFERC事業(青森県六ヶ所村)
 
○六ヶ所村の国際核融合エネルギーセンターにおいて、
以下の研究活動を実施する。

原型炉概念設計に向けた研究活動
原型炉の共通概念を確立すべく、安全性等に関する検討を行う。

核融合計算機シミュレーションセンター
プラズマ挙動や材料開発等に関連するシミュレーションを行う。

ITER遠隔実験センター
ITERの実験条件の提案や実験データの収集、解析等を行う。

原型炉R&D(研究開発)活動
原型炉に関する以下の5つの研究開発を行う。

SiC/SiC複合材

トリチウム技術

原型炉ブランケット用材料工学

原型炉ブランケット用先進中性子増倍材

原型炉ブランケット用先進増殖材
ITER遠隔実験センター
ITER遠隔実験センター
原型炉設計、R&D調整セ
ンター
原型炉設計、R&D調整センター
核融合計算シミュレーショ
ンセンター
核融合計算シミュレーションセンター
IFERC Project
○欧州が調達した高性能計算機の本格運用を開始。
○日欧共同の原型炉設計作業を開始するとともに、5つのR&D活動も本格化
 
 
 
IFMIF/EVEDA事業(青森県六ヶ所村、茨城県大洗町)
 
○ターゲット系のリチウムループが完成するとともに、欧州で六ヶ所に搬入予定の加速器からのイオンビームの引き出しに成功するなど、各活動は順調に進捗
(ただし、リチウムループは震災で被災しており、復旧後に試験を開始する予定)
 
 
 
サテライト・トカマク事業(茨城県那珂市)
 

超伝導トカマク装置(サテライト・トカマク)を建設し、ITERの運転前に予備的実験を行ってITERでの効率的な運転に資するとともに、原型炉を建設する場合に必要な安全性、 信頼性、経済性の実証のため、様々な条件下で実験を実施する。
 
 
 
世界のヘリカル型核融合の研究開発の状況について
 
ドイツ
マックスプランク・プラズマ
物理研究所
ベンデルシュタイン
7-X装置(W7-X)
 
スペイン
エネルギー環境科学技術
センター
TJ-Ⅱ装置
 
オーストラリア
オーストラリア国立大学
H-1NFヘリアック装置
 
米国
ウィスコンシン大学
HSX装置
 
 
世界のレーザー核融合の開発状況について
 
米国
ローレンスリバモア国立研究所
( LLNL )
国立点火施設(NIF)
 
 
フランス
CEA研究所(ボルドー)
レーザーメガジュール
 
 
中国
レーザー核融合研究所(綿陽)
神光III
 
 
EU
(計画段階: 11カ国が参画)
HiPER
 
(引用終わり)
 
 

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