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選択肢 あるいは 人間 

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御来訪ありがとうございます。
 
 今回こそ、軽いハナシを。。(笑)
 
世界株式会社  の中での
 
 
「考えると、仮想空間というか、作られた社会にいる という絶望的な気分 になりますね。 マトリックスの壁に気がついたみたいなもんです。
 しかし、ココは、思いっきりローカルに、パーソナルに、
 
 生存の欲求
 種族保存の欲求
 
 そういうところから、大事なのは何か?
 を、思い出すのがいいのかもしれません。」
 
に、関連したことを、ちょっと書きます。
 
 
 
今から30年くらい前、大学生の会話で、
 
「どうする?就職? 田舎帰って決める?」
「でもなあ、、田舎帰っても、市役所か、先生だからなあ。。」
 
 というのが、アタリマエにありました。
 
 地元でも、高校生が、 ウチから通える会社もあるんだけど、
 やっぱり、東京に出てみたいから、東京の会社に就職する。
 
 というのも、アタリマエにありました。
 
 「選べた」んですね。 当時は。。
 
 バブルが弾けて不況が続き、小泉改悪によって、派遣法も拡大されてか らは。。。選べなくなりました。
 
 一流会社の正社員になれたとしても、会社の言うとおりの場所に赴任し  なければなりません。 選べない。。
 
 
スーパーに行きます。
 
実は、5.6年前くらいから、異常気象、小麦の値上がりで、食品は値上が  りしていますよね。 100円だったものが、130円には上がっている感覚が あります。そこにあの原発事故です。
 
 スーパーも よくわかっています。
 
 福島のきゅうり  3本 128円
 秋田のきゅうり  3本 198円
 
 群馬のほうれん草  一束  158円
 北海道のほうれん草 一束  198円
 
 一生懸命選ぼうにも、望みの生産地のものだけ選んでいたら食費が
 続かない。 ここでも、選びにくくなっている。
 
 
 
 人間を動物を分けるものは。。?
 きっと、学者さんが、山ほど学説を出しているでしょう。
 
 管理人が思うに、動物は、自殺をしない。
 
 生きるべきか、死ぬべきかは悩まない。
 動物には、そこに選択の余地はない ように思います。
 
 もう一つは、子どもを作るか作らないか?
 
 これも、選択できるのは、人間だけで、動物には選択の余地はないように
 思えます。
 
 問題は、「生きることを選択したい人」が、死に追いやられてしまったり
 「子どもを作りたい、産みたい」 と、思った人が、産めない、作れないとい う状況は、やはり、「選べなくなっている」 と、言えるのではないでしょう  か?
 
 地デジと、アナログ、どっちを選ぶ?
 じゃなくて、 強制的に 地デジにされる。
 
 そのうち、電力メーターは、みーんなスマートメーターに交換で
 電気代に上乗せね。。
 
 
 「頑張れば、〇〇大に行って。。」
 と、思い描いても、一部の公立校を除いては、教える範囲からして違って いる。 金をはたいて塾にでも行かないと、〇〇大には、入れませんし
 様々な条件を勘案すると、「いける大学」 という選択肢は、とても少なく  なります。
 
 一方、誰とは言いませんが、お父さんやおじいさんが偉い人だったりする と、幼稚園から大学まで、ストレートで、留学までできて、上場企業に就職 できたり、議員になれたりする。
 
 経済的な格差だけでなく、人脈的なことでも、 「選択肢の格差」が出てく るわけです。
 
 みたいに、選択の余地がない。選択肢がないことが、じょじょに、じょじょ に 「人間らしさ」を奪っていくのかなあ。。とも、思います。
 
 
 100円ショップや、通販で、必要か必要でないんだか判らないけど
 なんとなく欲しいとか、みんなが持っているから欲しいとか、そういう
 「選択」ばかりしているうちに、 「生存する場所」が狭くなって、そのうち
 無くなってしまう。
 
 そんな周囲からの、見えない圧迫感が、閉塞感。
 
  
 経済的に選べない。
 言論統制によって、心理的にも選べない。
 これから来るであろう病気、健康不安で、物理的にも選べない。
 
 
 選べなくなった、つまり選択肢を奪われた人間は、動物のようになりま   す。
 
 しかも、「生きたいのに、死ぬことだけができる」 という半動物のよう な 存在に。。
 
 それを、羊を囲いに追い込むが如く、閉じ込め、官僚、財界、アメリカなど が、私物化の量を増やしていくために、囲いがだんだん狭められていく。
 
 
 だいたい、消費税にしても、あのマスゴミの世論調査でさえ 7割が反対し ている。ネット調査や、街の声を本当に聞いたら、もっとでしょう。
 
 ましてや、特別会計にあれほど剰余金があるのを知れば、ほとんどが
 反対にまわるのでは?と思います。
 
 TPPしかり、原発もしかりで、 大多数の意見を無視して、自分たちを支  持してくれる(と信じているだけで、利用されている)一部の人間のために
 政策を通し、それを、みんなの総意だから、と、押し通そうとすることに
 無理があるのに、別の話題を出したり、決められる政治だの言ったりして
 マスコミ総出で、ごまかす。
 
 
 官僚、財界、マスコミとその手先が、情報で、反中だの、財源不足だの
 電力不足だの言って、人々を、ニセ報道で囲い込む。
 
 
 橋下維新やら、自民、民主の総裁選やらで、マスコミを一色にし、
 「国民の生活が第一」や「みどりの風」などの、選択肢を見えなくする。
 
 そうして囲い込んでおいて、一方の出口を開ければ、いっせいにその出  口に殺到する。 
 本当は、その出口からは出たくない人も、大勢に押され てそちらから、出るハメになる。 出てから、その先が、絶壁とわかるので すが。。
 
 
 囲い込んでいると思っている 日本の支配者は、中国の時期指導者に
 「一部の政治組織」なんて、言われちゃってます。
 
 韓国も、アメリカを取るか、中国を取るかで、迷い、ロシアは、虎視眈々  と日本を狙っている時に、このありさまです。
 
 
 
 今や、「消費税が上がると暮らしが悪くなる」
 ではなく、
 「消費税が上がっては、もう生きられない」
 のレベルです。
 
 TPPに参加されたら、もう生きられない。
 原発が続けられたら、放射性物質が拡散して身体に入るから
 「子どもが産みたいのに産めない」
 そういうレベルです。
 
 人間として生きられない。
 
 そういう叫びなんですけど、今の反対行動というのは。。 
 
 
 
 
https://twitter.com/tutinoue/status/248212094909038592
数人の議員さんに、スズメの涙の献金とともに、
ファックスや、ツイッターでも、心配なことをお伝えしているが、
自分でも、「嫌味な小姑」みたいで、イヤになるときがある。

https://twitter.com/tutinoue/status/248212746313822209
法律案が、法文の趣旨どおり「美辞麗句、国民のために」 運用されると信じている議員さんに対して、
この法文は、「こう悪用される可能性がある」と、素人が指摘しなければならないのは、どうしてなのよ。。
それでさえ、理解してもらえないので、正直泣きたくなるね。

https://twitter.com/tutinoue/status/248213858802618368
個人ブログに市のHPをコピペ 著作権法違反容疑で無職男を逮捕〔2012.4.16〕
http://xn--n8j3a4dxap8m.gaasuu.com/entry/79433 とか、
訴える側と検察と裁判所が癒着している小沢氏の件の「改正検察審査会法」の使われ方を見てれば、
どういう運用が行われるか、予想がつきそうなもんじゃん
。。

https://twitter.com/tutinoue/status/248214682933014529
極端な話、何で、有権者が議員を説得しなきゃいけない事態までになったのが不思議で、
たとえば「有権者が増税ダメ」と言う意見が多数なら、
「議員が、主権者はこう言っているからと、行政を説得して、方策も提案して、増税以外の手段をやらせる」
というのが、「代議士」じゃないの?
 
 
 
 もちろん、失礼な態度はいけませんが、本来は、
 
「自分らは忙しいからお前を食わしてやるから、自分らの要望を国に伝えて実現して来い。」
 
と、送り出されるのが代議士のはずで、
 生きられないから、増税をやめて、TPPやめて、原発止めて
 というのは、
 
「対案を出せ」
 
「どこが問題なのか説明しろ」のレベルではないはずです。
 
代議士なら、「有権者の多数はこう希望しているから、こうしたい」
 
「何か、他の方法を考えろ、智恵を出せ」と、役人に指示を出すのが
政治家です。
 
 
有権者の意見を、稚拙だ、法文を読み込んでないと、無視したり、
怒ったりするのは、代議士じゃありません。
 
 
なおかつ、ある選挙区で、当選したら、自分に投票した人の意見はもちろん、対立候補に投票した人の意見も、選挙に来なかった人の意見も含めて
その選挙区の代表です。
 
敗者の意見、少数派の意見も、包括するべきものなんですが、
みんな、これを忘れているような気がします。
 
 
さて、囲い込まれた人たちは、どうなるのでしょうか?
消費される人間になります。
 
 
 
独りファシズム
 
独りファシズム つまり生命は資本に翻弄され続けるのか?
著者:響堂 雪乃
販売元:ヒカルランド
(2012-07-26)
 
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まさしく独りファシズムさんの世界になってしまいますね。
大変難解なこのブログですが、本になりますと、ひとつひとつの記事のあとに、注をつけてくれていて、表も、グラフも出してくれています。 
 
 
 
そして、人間があらゆる意味で消費される怖さをマンガにしてくれたの
 
ヘルタースケルター (岡崎 京子
 
 
 と言えるのではないかと思います。
 
 この怖さは、ハンパないです。
 そして、現在進行中であり、近未来でもある。
 
 
 
 そうして、「人間であるために」
 
生存の欲求
 
種族保存の欲求
 
 に基づき、
 
 
「消費税増税では生きられないから上げるな」
 
「TPPでは生きられないから参加するな」
 
「子どもがほしいのに産めなくなるから、移転させろ、原発止めろ
 
給料上げろ」
 
 だって、政治家にどんどん言っていい。
 
 
選択肢を隠して、財界、官僚、米国の都合の良いように、イリュージョンを
仕掛けているのです。つまり、1%の「もっと儲けさせろ」「もっと楽をさせろ」という対案のない欲望だけが、通るように、「ズル」をしているのです。
 
ならば、99%だって、対案が説明できなくても、欲望全開で、議員に要求してもいいはずです。
 
 それが、
 
「生きさせろ」
 
という欲望ならばなおさらです。
 
 あきらめてしまうのは、まだ早すぎると思います。
 
 と、最後は明るくしてみました。(苦笑)
 
御来訪ありがとうございました。

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