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厚労相 医療費などの一律削減行わないw

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御来訪ありがとうございます。
 
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(引用開始)
 
NHKニュース
厚労相 医療費などの一律削減行わない
5月19日17時26分
 
 
田村厚生労働大臣は鹿児島市の会合であいさつし、小泉政権時代に行った社会保障費の抑制策は失敗だったとしたうえで、安倍政権では、社会保障の必要なサービスがきちんと国民に提供されるよう、医療費などの一律削減は行わない考えを示しました。
この中で田村厚生労働大臣は、政府の経済財政諮問会議などで社会保障費の抑制策が検討されていることに関連して、「安倍総理大臣は、小泉総理大臣の削減方法を『あれは失敗だった』と言ってくれた。大変うれしいことを言ってくれた」と述べました。
そのうえで、田村大臣は「安倍政権では一律削減は行わない。国民のために、やるべきものはしっかりやっていく」と述べ、安倍政権では、社会保障の必要なサービスがきちんと国民に提供されるよう、医療費などの一律削減は行わない考えを示しました。
 
(引用終わり。太字は管理人)
 
笑えるでしょ?
ちゃんと突っ込まれないように、
「一律」(全部同率ではない)
「必要な」(製薬、医療機器メーカーが必要と思う)
を、執拗なまでにつけている文章です。
 
 
 
 
もう既に民主党政権の頃、仙谷氏が、自己負担分をもっと上げると語っていましたし、自公は一度引っ込めましたが、75歳以上の自己負担を2割になんて言っていました。
 
軽症、5000円以下なら保険外にして自己負担とか、恐ろしいことも言われています。
 
マスコミで話題になる 「神の手」とか最先端治療は、保険外のままで、TPPになると、それが進んで、盲腸で何百万と言われるようになり、治療のために財産を失ったり、借金したりして、私物化が進むということなのでしょう。。
 
 
医療費も、一種、電気料金と同じで、原価総括方式なところがあります。
天下り機関もすごいと思いますが、今回は診療報酬について書きたいと思います。
 
 
 
 
診療報酬(しんりょうほうしゅう)は、保険診療の際に医療行為等の対価として計算される報酬を指す。診療報酬点数表に基づいて計算され、点数で表現される 
 
 
そうなんですね。自由診療以外は、点数で決められている。
みなさまも、領収証でご覧になっているでしょう。
初再診料 70  投薬 88 とか処置 45とか それを合計して総点数を出しそれに10をかけて、総金額を出し、それをその人の保険割合に応じて3割なら0.3をかけて 自己負担分を出す。アレです。。
 
昔バイトしていたとき、ちょっと勉強したのですが、検査漬け
薬漬けになりやすい点数設定になっているのです。
 
管理人が勉強した時と、変わっている点も多々あるとは思うのですが、改善できるのではないかと思い書いてみますね。
 
 
 
ご参考までに
 ↓
 
 
 
 
 
医学管理は、必要か?
 
医学管理
 
これは、指定された病気や、治療などについて、医師が管理しているということで、そういう病気を持っている方が診察すると、自動的に加算されます。
 
たとえば
 
 
B000 特定疾患療養管理料
  1. 1 診療所の場合
    225点
  2. 2 許可病床数が100床未満の病院の場合
    147点
  3. 3 許可病床数が100床以上200床未満の病院の場合
    87点
 
 
これは、高血圧や高脂血症、など、いわゆる生活習慣病にかかるものでちょっと血圧高いねとか言われて、血圧の薬を飲むようになって、通院するようになると月2回加点されます。
 
 
「管理してくれている」と、お思いになりますか?
 
 
この医学管理は、初期投資の回収が大変な開業医を想定していたものらしいのですが、今や、開業医は、先代を引き継いだ居抜きも多く
 
医学管理の項目 http://shirobon.net/24/ika_2_1に出ているほどの種類と高点が必要なんでしょうか?大変疑問です。
 
225点は、全体で2250円 3割負担で675円分が、この医学管理料です。
 
 
【小児科医からの提言】
 小児医療の診療報酬
 
勤務医にはあまり気にならない診療報酬ですが、これって実は本当に安いんです。普通の小児科で、診察してもらって処方せんを出してもらうと、初診でだいたい1100円、再診で500円弱です。子供は基本的に3割負担ですから、3で割って10掛けると診療報酬の総額になります。だから初診で3600円ぐらい、再診で1600円ぐらいです。
 世の中の親御さんたちは、どれぐらい小児科のお医者さんと話をしたいのかを考えてみると、多くの人は1回につき30分とか1時間なんて答えが帰ってくると思いますが、もし仮に30分話をすると1日6時間の診療時間とするとたった12人しか診察できません。特殊な検査や処置をした場合を考慮に入れても、小児科の患者一人当たりの平均診療報酬額は3000~3500円にしかなりませんから、1日の売り上げ4万円ぐらいです。月に22日診療しても月に90万円の売り上げで、年間1000万円の売り上げにしかなりません。これじゃ当然スタッフに給料を払って借金の返済なんてできません
 
(引用ここまで)
 
小児科医は大変だと思います。
しかし、この文章を拝見しますと 一人30分診察して一日6時間で
4万円です。
 
30分、じっくり診察してもらえたことってありますか?
 
この計算でいくと、一人10分で 一日12万
一人5分で、一日24万(あってるかな?)
 
になります。
 
居抜きで入ったら、スタッフ人数にもよりますが、かなり高収入です。
 
医師のやりようによっては 貧乏になってしまう可能性だってありますが、最近、貧乏なお医者さんは、見かけませんね。
 
 
 
②見えないけど大きい検査判断料
 
 
第3部 検査
 
D026 検体検査判断料
  1. 1 尿・糞便等検査判断料
    34点
  2. 2 血液学的検査判断料
    125点
  3. 3 生化学的検査(Ⅰ)判断料
    144点
  4. 4 生化学的検査(Ⅱ)判断料
    144点
  5. 5 免疫学的検査判断料
    144点
  6. 6 微生物学的検査判断料
    150点
 
D238 脳波検査判断料
180点
 
 
 
お医者さんに行くと、いろいろな検査をされると思いますが、決められた検査の種類別によって、判断料を加点することになっています。
ですので、たとえば、高血圧気味の患者さんが、風邪気味でお腹もちょっと。。なんて医者に行きますと
 
「尿検査しましょう」
 
尿・糞便等 34点
生化学1の144点
  1.  
 
「血液採ってください」
 
血液学的125点 
生化学1 144点  
生化学2 144点  
免疫学  144点
 
 
「アレルギーある?ちょっと鼻の粘膜採らせて!」
 
 微生物学的  150点
 
 
というように、検査料の点数以外に、医師の判断料が加点されます。
 
 
それぞれ、月一度とか制限はかけられていますが、医師が検査所に
出して、出てきた数値を見て、総合的に判断をしていても、それぞれの検査項目について判断料が加点できるのです。
 
 
 
つまり、医師にとっては、検査項目を 分類の多岐にわたるようにすればするほど、数字見て判断するだけで、判断料の点数分が収入となるのです。
 
 
ならば、いらない検査でもやっておいた方が、安心だし、得になると
思ってしまうのも無理ないことです。
 
 
もちろん、全ての医師が、いらない検査をやって、高点を稼いでいるわけではありません。 良心的な方もたくさんいます。
 
しかし、システムとしてはこうなっているということです。
 
 
 
 
③ 調剤料の不思議
 
風邪などで、抗生物質、熱さまし、トローチあるいは、うがい薬の組み合わせってよくありませんか?
 
あれは、内服薬、頓服薬、外用薬と、別々に算定できるんですね。
 
内服薬は、一日に飲む分量×日数で計算します。
 
頓服は 一回分×回数で計算します。
 
外用薬は、全体の量を計算します。
 
同じ飲み方をするものより、別々の計算をするものの方が組み合わせると高くなる場合もあります。
 
 
また、薬を貰うときにもらう、説明の紙、お薬手帳というのが 薬学管理料という形で加算されます。
 
医薬分業で、自己負担分は増えたんじゃないでしょうか?
 
しかし、調剤薬局も現場は大変そうです。
 
訪問介護、看護に伴う管理や、ジェネリック対応など、制度が変わるたびに 対応しなければならず、人も増やせない。
 
 
現場が大変は、どこも同じですね。
 
 
 
 
 
④機械、設備にお金をかけて、医療費が足りないと言う。。
 
 
ここ、3.4年で、同じ診察、同じ薬なのに、支払う額が上がってるって
思いませんでしたか?
 
 
ちょっと記憶だけで書きますが、 
 
電子化 
特定疾病処方箋料加算 
薬剤名を 成分名に変える
診療明細書を出す
 
のような 診察治療とは関係ない、いわば設備に加算されているのです。
 
 
 
 
平成24年度診療報酬改定について
 
平成24年度診療報酬改定の概要
厚生労働省保険局医療課
 
 
6ページ
病院医療従事者の勤務体制の改善等①
8項目から15項目に対象拡大
 
⑬ (新)院内トリアージ実施料
 
 
トリアージができる体制に加算されるので患者によいことがあるわけではない。。
 
 
 
8ページ
病院勤務医の負担を軽減する体制の評価③
看護補助者のより手厚い配置
 
患者対看護士の比率をいじって高点を求めた大病院に看護士が集まってしまい、多くの病院が、苦境に陥った政策の再来でしょうか?
 
 
 
10ページ
同一日の2科目以降の再診
再診料34点(同一日2科目の場合)
(新) 外来診療料34点(同一日2科目の場合)
 
 
これ痛い方、多いと思います。
 
 
16ページ
在宅医療の充実
(新) ターミナルケア加算 6000点
(新) 看取り加算      3000点
 
 
これ、なくなったあと誰が払うんでしょう?
 
遠距離介護で、介護施設に任せたら、あとでとんでもない金額請求されそうです。
 
 
 
22ページ
(新) 糖尿病透析予防指導管理料350点(月1回)
 
これも透析なさってる方には痛いですよね。やってることはちょっとした説明か、紙一枚だろうに。。
 
 
 
40ページ
DPC制度(急性期入院医療の定額報酬算定)の見直し等①
 
まだ病院を減らす気みたいです。
 
 
 
54ページ
【外来】医療機関別一日あたり入院外医療費
 
病院のうち、一日当たり入院外医療費が
6,000円未満の施設が約25%を占める
 
病院の外来においても、医療資源の投入量が低い患者が存在する
 
 
 
厚生労働省が、患者を、国民を 「客単価」で見ているわけです。
「客単価が低い」と。。
 
 
 
 
診療報酬が上がるのは、国民負担が増えることです。これをこんな風に使って、医療費を増やしているのは、患者じゃなくて役所と業界なんだと強く思いますね。
 
製薬や、天下りは検索すればいくつか出てくると思いますので
診療報酬について書かせていただきました。
 
 
御来訪ありがとうございました。

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