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原子力規制委の1号機調査

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第一報が出たので、引用させていただきました。
 
(引用開始)
 
6月4日(火)16時57分配信
現場調査の写真を公開=福島第1の1号機建屋内―規制委
原子力規制委員会は4日、東京電力福島第1原発事故の現地調査で撮影した1号機原子炉建屋4階の非常用復水器(IC)などの写真を公開した。調査結果は月内にも開かれる専門家検討会で報告される。
 公開された写真は4枚で、保温材が剥がれたICのタンクや、使用済み燃料プールとつながるダクトなどの様子などが写っている。
 
 
共同通信
2013/06/04 17:46
原発・重要設備周辺に大量がれき 原子力規制委の1号機調査
 
 
 

 大量のがれきが散乱する1号機4階の「非常用復水器(IC)」の大型タンク周辺=5月31日、福島第1原発(原子力規制委提供)
 
原子力規制委員会は4日、東京電力福島第1原発1号機の原子炉建屋内を調査した際の写真を公開。東日本大震災の地震で壊れた可能性が指摘されている重要設備「非常用復水器(IC)」や、その周辺に大量のがれきが散乱している様子が写っており、事故原因の分析を進める検討会に報告する。
 調査は5月30、31日に実施し、写真数百枚と約40分の動画を撮影、このうちの写真4枚を公開した。
 ICは電源なしで原子炉を冷却できる設備。規制庁によると、現地調査でIC周辺の配管に明らかな損傷は見つからなかったが、大型タンク周辺には建屋の水素爆発によるとみられるがれきが大量に散乱していた
 
 
日本経済新聞
2013/6/4 20:53
原子力規制委、福島原発内部調査の写真公開
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG0404I_U3A600C1CR8000/
 
原子力規制委員会は4日、東京電力福島第1原子力発電所1号機の内部調査で撮影した写真を公開した。調査対象の非常用復水器(IC)付近の床に、がれきが折り重なっているのが確認できた。調査結果は規制委の専門家会合で検討する。
 調査は原子力規制庁幹部らが5月30、31日に実施。ICは電源が失われても自動的に原子炉を冷やす装置で、国会事故調査委員会は津波の前の地震で機能を失った可能性を指摘した。一方、東電は地震での損傷はなかったと主張しており、見解は食い違っている。
同原発が地震で損傷したという結論になれば、原発の安全対策は見直しを迫られる。規制庁によると、今回の調査では、配管の損傷は見つからなかったという。
 
 
 
 
 
 
読売新聞
2013年6月4日20時41分
事故当初の漏水解明へ、福島第一建屋内部で調査
 
 
漏水が疑われている福島第一原発の配管を調査する原子力規制庁の職員(同庁提供)
福島第一原発1号機の重要機器「非常用復水器」を調査する原子力規制庁の職員(同庁提供)
 
原子力規制委員会は4日、東京電力福島第一原子力発電所事故の際に1号機の原子炉建屋4階で起きた漏水の原因を調べるため、原子力規制庁職員が建屋内部を調査したと発表した。
 漏水の原因は国会事故調の報告書でも未解明とされており、調査結果を規制委の事故分析の検討会で議論し、原因特定に役立てる。事故調査の目的で規制庁が現地入りするのは初めて。
 建屋内部を調査したのは5月31日。同庁職員5人が15~20分間、毎時約20ミリ・シーベルトの放射線量の同4階で、動画や数百枚の写真を撮影した。最大の 被曝 ( ひばく ) 線量は4・8ミリ・シーベルトだった。
 規制庁は現在、映像などを分析中で、月内の検討委員会で結果を報告する。
 
 
毎日新聞 2013年06月04日 20時46分(最終更新 06月04日 21時02分)
福島第1原発:1号機内部の写真公開 規制委
 
東京電力福島第1原発1号機で、オレンジ色をした非常用復水器(IC)のタンク部分を調べる原子力規制庁職員。保温材のようなものがはがれている=2013年5月31日、原子力規制委員会提供
東京電力福島第1原発1号機で、オレンジ色をした非常用復水器(IC)のタンク部分を調べる原子力規制庁職員。保温材のようなものがはがれている=2013年5月31日、原子力規制委員会提供
 
 
原子力規制委員会は4日、東京電力福島第1原発の現地調査で撮影した1号機原子炉建屋4階の写真を公開した。「中は真っ暗」という東電の虚偽説明で国会事故調査委員会が調査を断念した場所で、規制機関が事故分析を目的に立ち入り調査したのは初めて。
 国会事故調が地震の揺れで配管が損傷した可能性を指摘している緊急用冷却装置「非常用復水器(IC)」や作業員が「震災直後に水が噴出していた」と証言した場所などが写っている。原子力規制庁は写真や動画を分析し、月内にも開かれる事故分析検討チームの会合でこうした「地震損傷説」などについて見解を示す。
 調査は先月31日実施され、安井正也・緊急事態対策監ら規制庁職員5人が約20分間建屋4階に入った。被ばく線量は3〜4.8ミリシーベルトだった。5人は、ICのタンク周辺や「水が噴出した」とされる壁付近などを調べた。公開されたのは撮影した数百枚のうち4枚。
 ICは電源がなくても原子炉を冷却できる設備。国会事故調は作業員の証言などを基に「ICの配管破断はなかったとする客観的根拠はない」とし、地震損傷の可能性を指摘している。一方、東電は「水は5階の使用済み核燃料プールからあふれたもの」と否定し、見解が割れている。【中西拓司】
 
(引用終わり)
 
 
原子力規制委員会には、まだアップされていないようです。
 
 
4枚公開されたという写真も、上記のものしか見つかりませんでした。
どこかに出ているかもしれません。
 
 
(引用開始)
 
東京電力
 
 福島第一原子力発電所1~4号機の廃炉措置等に向けた中長期ロードマップ
 
 
廃炉措置等に向けた取り組みの進捗状況
2013年5月30日(第3回事務局会議
 
 
2013年5月30日
東京電力福島第一原子力発電所
廃炉対策推進会議事務局
5/6
循環注水冷却設備・滞留水移送配管の信頼性向上
 
・原子炉注水ライン、滞留水移送ラインの主ルートについてポリエチレン管化(PE管化)を実施済。
・炉注水源の保有水量増加、耐震性向上等のため、水源を処理水バッファタンクから復水貯蔵タンク(CST)に変更(6月工事完了予定)。
・その他耐圧ホースが残存している箇所についても、おおよそPE管化完了(2012/12/17)。残りの一部(水処理設備関連の一部配管等)もPE管化を実施
する。
 
 
福島第一1号機
格納容器内温度挙動について
平成25年5月30日
東京電力株式会社
 
島第一1号機は、STEP2終了から現在に至るまで注水量の変
更と関係のない温度上昇を複数回経験。
 
大きめの低気圧通過後に温度上昇が見られた
    ↓
窒素流量を微増させた後は低気圧と
の連動が見られなくなった
 
 
 
 
CST原子炉注水系の運用開始について
2013年5月30日
東京電力株式会社
 
2013年6月上旬
機器単体試験
インターロック試験(警報試験等)
 耐圧漏えい試験
 
6月中旬
系統試験(ポンプ性能試験等)
水源は、先般の地下貯水槽からの漏えいを鑑みた滞留水処理・保管
計画の変更により、1/2号CSTの水抜き、残水移送や内部点検実
施が困難であるため、当面3号CSTを使用。
 
3号CST2500m3
 
(引用終わり)
 
まだ窒素を入れています。
そして給水できる水源は、今のところ3号だけのようです。
また、地震でもあったら、どうなるのでしょうか?
 
 
おそらく、注水系が地震で壊れたと指摘されたことを受けて、耐震性の高いといわれるPE(ポリエチレン)菅に交換したのだと思われますが、地震の時に、家は壊れなくとも、ガス、水道が止まるのは、建物よりも、配管の方が影響を受けるからで、マグニチュード9とも言われる巨大地震に対応できるとは思えません。
 
また、PE菅は、耐熱温度の心配もあります。
 
原発そのものが、あってはいけないものだったんです。
 
サッカーに隠れて、報道は小さかったですが、とても、重要な調査だったと思います。

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