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ピラミッド構造からの随想②

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御来訪ありがとうございます。
引用は黒  管理人コメントは青
 
ピラミッド構造からの随想①
 
の続き
 
本当は、ピラミッド組織なんていうのは、横にどこまでもフラットに伸びるもののはずなんだけど、図式上、△に書いているだけのはずなのに。。
 
 
なんですが、昔、「ホウレンソウ」って言われました。
 
「報告、連絡、相談」でしたっけ?
 
上司にして、上司が、勘案して指示を出す。
 
 
上司というのは、年功序列の時代には、「その場の経験がある」から
「判断できる」というので、上司なのであって、その分、平社員よりも高い給料をもらえた わけです。
 
だから、この関係は、平社員は上司よりも動き回って働く。
上司は、動かないけど、判断をして、ミスったら責任をとる、あるいは、
トラブルを解決する、という「役割分担」で、フラットなんですね。
 
 
現場単位で、上司に対して不満が出るのは、心の中に
 
「フラットであるはずなのに、上司は上司の役割を果たしていない」
 
というのがあるんだと思います。
 
 
現場のたたき上げさんが、昇格せず、本社から落下傘で、上司が降りてくると、これはもう、見るものは「数値」になってしまう。
 
 
平安時代に、受領になった下級貴族が、領地の人間から搾り取って
高位の貴族に貢いで、官位をねだるみたいな雰囲気になってしまう。
 
そうなると、上から来るのは、指示だけで、下から上がるのは、成果と労力だけになる。
 
フラットさが消えるわけです。
 
 
全体のピラミッドが大きくなればなるほど、現場と離れていくので、
上の要求が過酷になればなるほど、各段階の取り分をとっていくので
末端の奪われる量は多くなるということですね。
 
意見を聞いてもらえないフラットさが消えると、どうなるか?
 
現場の声が届かず、消費者のニーズは読めず、ガラパゴスなものを
作って、とうとう、「このガラパゴスは、いいものだと宣伝して売る」
「このガラパゴスしかないという状況を作り出せ」 という衰退した方向に向かいます。
 
せっかくの、「日本人の創意工夫」を活かさない状況になります。
 
 
 
ばぜどん@tutinoue5月30日
反対派「原発は危険だから反対します」
 
 賛成派 「危険の根拠は?」
反対派「〇〇と、□□と、△△だからです!」
賛成派「それは、悲観的、感情的なご意見じゃないですか? 
 で、知らん顔するくせに。。
 
 
ばぜどん@tutinoue5月30日
賛成派 「私たちは原発を海外にも売り込みます。安全です!」反対派 「安全の根拠は?」 賛成派「うるさいなあ。    俺たちが安全て言ってるから    安全なんだよ!」 が、通る不条理。。
 
とツィートしたんですが、これは正確には
 
賛成派 「私たちは原発を海外にも売り込みます。安全です!」
反対派 「安全の根拠は?」
賛成派「うるさいなあ。俺たちが安全て言ってるから 安全なんだよ!」
反対派「それは、感情的、楽観的な意見じゃないんですか?」
賛成派 「ご意見は伺いました」
 
で、原発推進が通る不条理。
 
 
ですよね。
 
上から降りてくるのは命令だけ。
下から上がるのは、「命を削る」だけ。 
軍隊ですね。
 
 
 
 
時々パリ(日本あーあ党パリ支部長)@tokidokiparis5月30日
「原発技術は日本が世界で一番進んでいる。だから安全」と実際に関係者が言ってた(><)
 
との返信をいただきました。
 
極私的 多神教の解釈
 
でも書きましたが、悪事をすれば自分に返ってくる。
だから、自分は良くても、周りに迷惑をかけるならしないで、別の方法を考える。その別の方法を考えることこそ、島国で、鎖国していた日本の得意技であったはずなんです。材料ないですからね。
 
 
その当たり前を揺らがせることに成功したのが、「科学技術信仰」で。。「技術で克服」を言い訳に、迷惑のかかることでも、「儲かるなら、やりたいことならやれる。やらせる」になるのか。。
 
 
この技術で克服には、「闘争本能」を利用されている気がするんですよね。
 
「この陣地を落とした。名将だ」のような男性の持っている闘争本能。
 
「この技術で克服した。偉人だ」みたいに、未知の領域を克服して
陣地を築いて、領土広げていくような。。
 
そうすると、犠牲者もやむをえないになってしまう。
 
犠牲者を最少にするのが、名将だと考える方もいますが、
犠牲者はゼロがいいに決まっている。
 
交渉ができれば。。 
 
 
科学技術はアイテムだから、使わないという手もあるし、ようは、使い方を決める人間の問題なのに、ということです。
 
 
 
先ほども書きましたように、ピラミッドのレンガでない部分は、通路の
意味もある。
 
男女共同参画の名のもとで、女性もピラミッドのレンガになるようになった。そうすれば、ピラミッド全体が大きくならなければ、一つ一つのレンガは小さくなる。 上が多く取り、さらにレンガ積んだのですから、さらに下は小さくなるばかり。
 
男女共同参画というのは、言い換えると、奴隷から開放してあげるんだから安い給料でいいよね。と、安く使える労働力を入れて、男性と競わせて、男性の給料を安くする作戦ですよね。
 
 
収入が減るわけです。
 
 
以前は、男性一人の働きで、家族を養うことができました。
女性が、なんだかんだいっても、結婚に憧れるのは、〇〇の妻で
ピラミッドの中で、構成要員(社会の一員)になれた感を持てたからです。
 
 
話が前後しちゃいますが、昔は、「男」しか社会人でなかったので
男が、どこかでピラミッドの位置を持ち続ける社会だと安定します。
これは、橋本治さんの説。
 
だから、男性は、名刺やら、背広やら、自分の位置を確定できる背景を持たないと、落ち着かない。
 
フリーで 確固とした位置を持てば、すなわちレンガとなって許容される。
 
庶民にとっては、税取られるだけでしたが、平安貴族も、江戸幕府も
武士は、幕府の官僚です。
 
これは、日本だけじゃないんじゃないかなあ。。
 
 
女性が、社会に出て、レンガになると、社会の構成要員に自力でなれたという満足感がありますけど、子どもが欲しいとなると、仕事は昔、ややこしいことを妻に任せていた男性と同じなんですから、大変な労力、精神力、体力を必要とします。
 
 
男性も、かつて、安定していたレンガになれない。あるいは、なれても
いつ放り出されるかわからない。俺は。。
と、昔から「社会を支えるのは男」というプレッシャーが、女性よりも
重いので大変です。
 
同時に、今まで頑張りに頑張っていたレンガのメンテナンスをやる人もいなくなり、レンガ自体もボロボロ。
 
 
 
女性は自分はバイト、非正規なのに、結婚する相手は
「正社員、公務員じゃなきゃ」
 
って、平気で言いますからね。
 
 
 
 
そうやって、レンガの間の通路は、通りが悪くなり、レンガ同士がぶつかり合うようになり、キズだらけになり、上の重みで、粉々になって、
レンガにさえなれなくなった。
 
それが、今なんじゃないかと。。
 
 
 
森ゆうこ議員の爆弾質問。
 
2012/07/11
 
というのもありましたが、外国に援助、投資、何千億と聞くと、被災地に一戸建てがいくつ建つだろうと思い、
日銀が70兆供給するといえば、国民一人ずつにに70万配れよ。。と思う。
 
あといくら収入が増えたら、生活は楽になるだろう?
 
というのも、今だけで、貨幣の価値は変えられてしまうし。。
 
どんな生活がいいのか?
 
以前、安心、安全、安価、近いの 「安安安近 」という考えを出しました。
 
種族保存の欲求という本能でいえば、種が残せる社会がいい社会なんでしょうか。
 
ただ、人間は子どもを作るか作らないか選択できる。
 
人口も増えていますし、作らない選択もある。
 
でも、子どもがほしいと思った人が、育てられる社会がいい社会ですよね。
 
 
少なくとも、一人親でも、子どもが育てられる社会が良い社会?
 
 
 
親はなくても子は育つ ということわざがありますね。
 
子どもはたくましいからというのが強調されていますが、周囲が助けたからですよね。
 
 
昔は、食べさせて着せて、身の回りを仕込めば一人前ということはありましたけど、子ども一人一人前にする費用と手間は変わっても、子どもを育てやすい社会が、良い社会なんだと思います。
 
たとえ、親がいなくとも、子どもが育てられる社会。
 
そして、子どもを作らない選択をした人は、人口問題に協力してくれた人として、当然、感謝される。
 
 
 
読んでて、ピラミッド社会って、ガチガチでイヤになったでしょ?
 
本当は「相互にフラット」なはずなんです。最初に書いたように。
 
どんな集団でも、リーダー的役割が避けられないなら、「大きくするな」です。
 
自分のしたことが、周りに迷惑になり、自分に帰ってくるのが見えないような大きさにするな、ということですね。
 
 
新しい共同体をお考えの方達には、もうわかっていることでしょうけれど。。
 
 
 管理人は、いつも、「極私的」です (苦笑)
 
 
その時の「当たり前」は、いつも、その時のその場の「支配者の都合」で作られる。
 
グローバルな時代になって、99%に共通する願いは 「生きさせろ」
もっといえば、「人間らしく生きさせろ」だと思います。
 
その共通する人間らしさとは何かを考えると、
 
「親はなくとも、子は育つ」社会ではないのかな?
 
 
メルセゲル@Meretseger25月29日
人間や哺乳類の共通特性を「日本人だから悪い」とか言う人達をこう何度もみかけるのは、なんなのだろう
 
ボストンテロで犯人が捕まったと大喜びするアメリカ人。
サッチャーの葬儀で、喜ぶイギリス人。
 
 
日本人だけじゃないのです。きっと。
 
「市民」ではなくて「民衆」なのは。。
 
あのアテネでさえ、調整役のペリクレスがいなくなったら、衆愚政治になった。
 
金持ちも、貴族も、ビンボー人も 「市民権」と言うことでは平等ではあったアテネでも、人の意見を鵜呑みにしたり、字が書けない人もいたわけですから。
 
イギリスが、ローマを通じて、ギリシャから学んだことは、いかに寡頭制を、民主制に上手く偽装するか?
だったかもしれませんね。
 
御来訪ありがとうございました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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