小麦は安くならないの?①
の続きです。
引用は黒 管理人コメントは青
役員名簿等
資産合計 6,106,820,836円
収支計算書総括表
平成23年4月1日から平成24年3月31日まで
平成23年4月1日から平成24年3月31日まで
事業活動は赤字で、投資活動は黒字なんですけど、その赤字額と黒字額差額がぴったり同じ 111,671,763円
キャッシュ・フロー計算書
平成23年4月1日から平成24年3月31日まで
平成23年4月1日から平成24年3月31日まで
②会費・負担金収入 19,066,000円
製粉振興会と同様にリッチで、もう契約生産奨励金」「拠出金」1530円なんて払ってもらわなくてもよさそうなもんです。
麦の流通
民間流通麦の仕組み
平成24年7月25日
民間流通連絡協議会
民間流通連絡協議会
1協議会等の構成
2 組織
(1) 実施主体及び開催地
協議会は生産者団体及び実需者団体の共催とし、開催地は東京とする。
円滑な協議を進める観点から、協議会に小麦、大麦・はだか麦別の部会を設置し、原則として部会別に検討するものとする。なお、必要に応じ両部会合同で開催できることとする。
また、協議会の下に作業チームを設置する。
協議会は生産者団体及び実需者団体の共催とし、開催地は東京とする。
円滑な協議を進める観点から、協議会に小麦、大麦・はだか麦別の部会を設置し、原則として部会別に検討するものとする。なお、必要に応じ両部会合同で開催できることとする。
また、協議会の下に作業チームを設置する。
(2) 構成
① 生産者サイド
全国農業協同組合中央会(全中)
全国農業協同組合中央会(全中)
全国農業協同組合連合会(全農)
全国主食集荷協同組合連合会(全集連)、
その他主要な都道府県農業協同組合中央会(県中央会)、
都道府県経済農業協同組合連合会(県経済連)又は全国農業協
同組合連合会都道府県本部(全農県本部)
同組合連合会都道府県本部(全農県本部)
② 実需者サイド
製粉協会、
製粉協会、
協同組合全国製粉協議会(全粉協)、
日本醤油協会(日醤協)、
全国精麦工業協同組合連合会(全麦連)、
全国麦茶工業協同組合(全麦茶)、
全国味噌工業協同組合連合会(全味工連)、
その他主要企業
③ 行政サイド(オブザーバー)
生産局、
生産局、
農林水産技術会議事務局、
社団法人全国米麦改良協会
(3) 事務局
① 協議会の事務局は、全農、製粉協会、全麦連とする。
② 協議会は、事務局が主体となって運営していくことを基本とするが、民間流通の円滑な実施のため、行政の助言、業務支援を求める。
① 協議会の事務局は、全農、製粉協会、全麦連とする。
② 協議会は、事務局が主体となって運営していくことを基本とするが、民間流通の円滑な実施のため、行政の助言、業務支援を求める。
3価格形成の在り方
(1)入札による方法
(1)入札による方法
目 的
麦の産地別銘柄ごとの透明性のある適正な価格を形成し、民間流通する麦の取引の指標となる価格を明らかにするとともに、播種前契約を基本とする民間取引の円滑な推進を図る観点から入札による価格を基本とする。
麦の産地別銘柄ごとの透明性のある適正な価格を形成し、民間流通する麦の取引の指標となる価格を明らかにするとともに、播種前契約を基本とする民間取引の円滑な推進を図る観点から入札による価格を基本とする。
2 実施主体
入札の実施主体は、社団法人全国米麦改良協会とし、実施に当たっては業務規程等を定めることとする。
入札の実施主体は、社団法人全国米麦改良協会とし、実施に当たっては業務規程等を定めることとする。
3 入札参加者
(1) 競争原理が適正に発揮され、かつ、売り手・買い手の対等な取引関係をつくる観点から、売り手・買い手の複数化を図る必要がある。
(2) 売り手
原則として県経済連又は全農県本部及び県集連とする。
原則として県経済連又は全農県本部及び県集連とする。
(3) 買い手
国内産麦の直接実需者及びその団体であり契約の当事者となり得る者とする。
国内産麦の直接実需者及びその団体であり契約の当事者となり得る者とする。
(4) 参加者の登録
入札に参加する売り手と買い手は実施主体に登録する。
3)取引価格の確定
方法
国内産小麦の円滑な流通を確保するため、播種前において入札又は相対により形成した価格に、その後の輸入小麦政府売渡価格の変動に応じ価格の事後調整を実施する。
これに、収穫及び検査を経て明らかになった等級間格差、包装形態による格差、品質評価基準に基づく価格差(プレミアム及びディスカウント)等を加算又は減算して取引価格を確定する。
5品質取引
(1)基準等の設定
1 品質評価基準及び品質目標
(1) 品質評価基準
品質評価基準は、品質取引の指標として使用するものであり、生産者の栽培技術等により改善が可能な品質評価項目及び実需者が製品の品質の安定等に必要とする品質評価項目について設定する。
(1) 品質評価基準
品質評価基準は、品質取引の指標として使用するものであり、生産者の栽培技術等により改善が可能な品質評価項目及び実需者が製品の品質の安定等に必要とする品質評価項目について設定する。
(4) 価格差
品質評価基準に基づく価格差は、麦種別、用途別に協議会で決定する。
品質評価基準に基づく価格差は、麦種別、用途別に協議会で決定する。
2 品質取引の実施買い手は、売り手と品質取引の項目及び価格差について協議の上、合意を得た事項について契約に盛り込む。
国産小麦は民間になった というのは、ここ一ヶ所になったってことなんでしょうか?
入札もここで、売り手と買い手も 決まっていて、相対取引の価格差も
ここが決めている。
「国内産小麦の円滑な流通を確保するため、播種前において入札又は相対により形成した価格に、その後の輸入小麦政府売渡価格の変動に応じ価格の事後調整を実施する。」
これでは競争なんて起こるはずはないですね。
国内産麦(大麦・はだか麦)の民間流通の仕組み
平成24年7月25日
民間流通連絡協議会
民間流通連絡協議会
こちらも同様でした。
袋の値段まで決まっているようです。
(3) 施設別・形態別のばら流通概況
http://www.zenkokubeibaku.or.jp/mugi/bara/bara1.pdf
17 年産のばら扱いを施設別にみると、カントリーエレベーターによるものは
616,400 ㌧、ライスセンター等によるものは283,900 ㌧である。
また、形態別には、純ばらは557,700 ㌧(総ばら扱い数量に占める
比率62 ㌫)、フレコン(ハードコンテナを含む)は342,600 ㌧(38 ㌫)が見
込まれている。
17 年産のばら扱いを施設別にみると、カントリーエレベーターによるものは
616,400 ㌧、ライスセンター等によるものは283,900 ㌧である。
また、形態別には、純ばらは557,700 ㌧(総ばら扱い数量に占める
比率62 ㌫)、フレコン(ハードコンテナを含む)は342,600 ㌧(38 ㌫)が見
込まれている。
カントリーエレベーター
1964年、農林水産省がモデル事業としてアメリカ合衆国のカントリーエレベーターに範を取った施設の導入を始めたのがきっかけ。ただし内情はそれまで整備が進められてきた調製後の貯蔵施設を持たない「ライスセンター」の進化版であり、米穀の乾燥、調製、貯蔵の三種の役割を担い農家の労働環境を改善する目的で設置が進められたものである。
ライスセンター
ライスセンターとは、もみの荷受から乾燥・もみすり・選別・出荷という4段階に行う収穫施設である。
カントリーエレベーターを比べると小型乾燥機が並んでいる。貯蔵施設が備えていない。
設備の違いなんですね。
でも、バラ流通もしっかり把握されていることになります。
助成金の概要と単価等
平成19年から
(販売収入の上に)
○数量当たり単価A・1等:2,110円/60㎏
○全国一律単価、3ケ年固定単価
○支払額=単価×その年の生産量
○全国一律単価、3ケ年固定単価
○支払額=単価×その年の生産量
○面積当たり単価27,740円/10a
(全国の平均的単収と同一水準の市町村の場合の
単収であり、実際の支払は市町村ごとに異なる)
(全国の平均的単収と同一水準の市町村の場合の
単収であり、実際の支払は市町村ごとに異なる)
○支払額=単価×16~18年の生産実績平均(ha)
その年の収入が過去の平均収入を下回った場合に、
減収額の9割を補てん
減収額の9割を補てん
農家にとってはどうなんでしょう?
最近、凹みっぱなしというお話
例えば、小麦、初めての出荷の喜びもつかの間、JAから概算で振り込んで置きましたからとの連絡で、期待に胸を膨らませながら、JAに記帳に行った。結果、なんと60kg当たり約400円しか振り込まれていないではないか。これは、きっと戸別所得補償制度で、補ってくれるのだろうと、在住地の市役所に問い合わわせた結果、さらに厳しい現実が待っていた。
「この制度は、米の補償が最優先で、小麦にまで手当できるのは、来年になります。保障額も10a当たり2万円は、でると思いますが、それ以上になるかどうか、現段階では分かりません」
というではないか。
「この制度は、米の補償が最優先で、小麦にまで手当できるのは、来年になります。保障額も10a当たり2万円は、でると思いますが、それ以上になるかどうか、現段階では分かりません」
というではないか。
1年間苦労して育て上げた自慢の小麦が、10a当たりで、22,000万円にしかならないというのである。
----小麦は、10a当たり5俵つまり300kgが平均の生産量であるので、JAは、400円×5=2千円で買い取ったということ。
ちなみに生産コストを紹介すると、10a当たり、(1)畑の借料、1.5千円/年、(2)種子代3,750円、(3)肥料代、約8,000円、(4)農薬等で、合計すると、10a当たり32,000円
---これには、機械代や労務費は含まれていない。---
ということで、つまりは、毎年、1万円の赤字が出るということが、現実の話として、分かってきたからである。
ちなみに生産コストを紹介すると、10a当たり、(1)畑の借料、1.5千円/年、(2)種子代3,750円、(3)肥料代、約8,000円、(4)農薬等で、合計すると、10a当たり32,000円
---これには、機械代や労務費は含まれていない。---
ということで、つまりは、毎年、1万円の赤字が出るということが、現実の話として、分かってきたからである。
平成25年2月27日
農林水産省
農林水産省
◎輸入麦売渡価格の改定
政府売渡価格は、5銘柄平均で54,990円/トン、
農家では60キロで400円 1トンで6600円?
補助をいれると10アール2万円の約3倍だから6万くらいにはなりますがコストが回収できないんですね。
あれ?
米麦改良協会では
「(2) 売り手
原則として県経済連又は全農県本部及び県集連とする」
原則として県経済連又は全農県本部及び県集連とする」
3)取引価格の確定
方法
国内産小麦の円滑な流通を確保するため、播種前において入札又は相対により形成した価格に、その後の輸入小麦政府売渡価格の変動に応じ価格の事後調整を実施する
だから、農協は1トン6600円くらいで買って。。??
入札者と応札者で 54,990円/トンと決められた価格の間で
利ざや取るの?
小麦
日本政府は、商社が輸入した小麦を購入した上で、政府売り渡し価格を製粉会社に提示、引き渡す制度になっている。
後から行く補助金は、価格に上乗せした分だし。。
2007/11/09
農協の指示どおりの肥料を与えたり、草刈などをしていると、どぉおおっしても、一定の経費がかかるから・・・・
農協が高コスト体質作ってる?
(続く)