御来訪ありがとうございます。
年末年始は、特にあわただしく、PCは占拠され。。(笑)
ともあれ、本年も宜しくお願いします。
やはり、忙しいと、とりあえずの結論さえ出すヒマもなく、雑事に追われ、次 のことを考え始めて、また結論は出ないままで。。のくり返しとなりました。
思いついたあれこれを 書いていけたら嬉しいです。
小沢さんの本に良く出てくる、「自立と共生」
昨日、ツイッターで、選挙不正に使われたと言われるムサシという機械の 検証について「自立だろー、自分でやれよ」というご意見を見ました。
そういえば、検察審査会の問題を追及なさっている 「一市民」さまが
森ゆうこ議員と、検察審査員を選ぶ「くじ引きソフト」の実験をしていまし た。
「一市民」さまの情熱はすごいものです。
しかし、選挙不正となると、「当事者」である議員や政党の方は、
やりにくいですね。
次回の、自ら票の正当性を、否定するような事態になりかねません。
「自立だろー、自分でやれよ」じゃなくて、
ネットで発信、共有することで、
「あの機械を検証、実験して 不正できることを証明するには、どうした らいいか?」
「あの機械を使わせないことはできないか?」
「他の選挙不正についても防ぐことはできないか?」
「ネットを見られない方に、この危険性を知らせることはできないか?」
などなど、機械に詳しい方、プログラムに詳しい方 データに詳しい方が集まって、知恵が出てくるんじゃないでしょうか?
自立って、多分、「一人でなんでもやる」ってことではないような気がしま す。
何が自立なのか? は、とても難しく、「自分で生計を立てる」 が自立かというと、それは 「自活」だと言われてしまうし、自営業で一国一城の主だと威張っていても、それはお客様あってのことですし。。
いわゆる一流企業の役員であっても、家に帰ると、自分では、お茶一杯も入れられない というのは、果たして自立していると言えるのか?
個人の自立という意味の解釈はとても難しいですね。
それでは「国の自立」という観点で考えてみるとどうでしょう?
日本は、鎖国していた江戸時代があり、国内の資源でなんとかやってい た時代もあります。
しかし、人口が違いますし、江戸時代には飢饉もありましたし、病気にな れば、大多数の人は、治療を受けられない(あきらめる)ような時代でし た。 農民はやはり、税を取られる存在だったのですから、単純な江戸懐 古趣味は、やはり危険ですよね。
そうすると 輸出、輸入が必要になってくるわけですが、自分の国では
これは輸入したいが、これは輸入する必要がない。
これは、輸出したいが、これは輸出したくない。と、まず「必要、不必要」 が、明確にわかることと言えること。
それに、相手国の 「輸出したい、輸入したい」に対して、こちらに交換で きるモノがなかった場合に、「技術」とか「資金」とか「場」とかを 提供できるだけの体力というか、能力があること。
もしくは、「ある」と思わせるだけの交渉能力があること。
つまり、国同士がお互いの「欲望、利益」をめぐって 「交渉して納得して調整でき、必要なモノなどを手に入れる」能力があるのが、自立している国
となります。
人間にこれを当てはめると
「自分の欲望、あるいは利益をしっかりと認識し、他人に対して、交換を
交渉できるだけのモノや才を持っている人」
ということになるんでしょうか?
共生?
共生というと「助け合う」と思ってしまいますが、自立のところで思った
他者との交渉を思うと、まず、お互いの「要求」をしっかりと言い合って
納得のいく交換をしていくことができる ということかもしれません。
他者との共生 では、お互いの「要求」をしっかり言い合うためには
やはり「対等」でなくてはなりません。 それは、形上、「上司と部下」
「夫と妻」みたいな 上下関係であっても、「頭を使って、侵食していく」
ようなものかな?
そういうのが 拒否されているのが、「今」で、思うに、政府とか経団連と か、今までの既得権を持っているほうは、「共生」なんてしたくないんです ね。
「われわれが、決めたことに従い、われわれが買えというものを言われた 値段で買え」
みたいなもんで、同じ1票のはずなのに、扱われ方が違うのは、同じ人間 と思っていないからでしょう。
安倍政権が、猛スピードで、いろんなことをやろうとしているのは、
急がないと「自分たちのムチャがバレる」からでしょう。。
自然との共生
地震、雷、火事、親父。(笑)
やはり、自然には勝てない。
米国仕込みの 「自然を征服する」という考えは、では無理があります。
遺伝子組み換えも、そうですよね。
自然に合わせて、人間が智恵を使うほうが、自然に挑むために
智恵を使うよりも、ずっといい。
先人が、「津波が来たんだから、ここから先は家を建てるな」という
石碑を無視してしまった結果を見て、そう思います。
地熱の利用というのも、「自然に合わせて智恵を使う」ことになるわけで
産業が生まれないわけでもありません。
世界との共生
これも、さきほどの他者との共生と一緒で、「交渉能力」 で
「対等」という意識が必要なんですが、アメリカは、「戦勝国」で、中国は
中華思想で、「対等」ということを表沙汰にしません。
というか、アメリカなんて自国が困っているのに、「自国が世界一」の
幻想をふりまいています。 つまり先ほどの既得権者と同じで、
「要求と言い合って、交渉をする」 と、自国の不利がばれてしまうので
「交渉をしたくない」ように見えます。
ですから、「交渉しよう」という小沢氏が、徹底的に排除されるわけです。
主権者の欲望
この本の中に出てきた、「主権者の欲望」 という言葉が気になっています。
もちろん、この当時の主権者は天皇なのですが、藤原摂関家と対立し、
院政を最初に始めた、「後三条天皇」の欲望は、「自分の愛する女が生んだ子どもを皇位につける」ためで、だから譲位して その子を皇太子にしたのですが、譲位した白川天皇もまた、「自分の愛する女の子どもを皇位につける」ために 後三条天皇の遺言を覆します。
そうやっていくうちに、権力は藤原摂関家から離れ、院政の時代になっていきます。
またこのあたり ブログで書きたいですが、 今、主権者は国民なわけで
国民の欲望は、国を動かせないのかな? と、思ってしまいます。
マスゴミの世論調査でさえ、「脱原発」と「消費税増税反対」の方が
多かった。
しかし、選挙結果は。。。?(苦笑)
管理人がお話した数十人くらいの方は 「未来の党」を知らなかった。
お年寄りは、若い人のために「財源がないなら消費税は仕方がない。
年金が減るのも我慢する」と考えていたし、 原発も電気が足りないなら
仕方ないと考えていました。
それほど、マスコミ情報は、浸透しているわけです。
お金はある。電力は足りる。と、知れば、当然出てくるはずの
「原発反対」 「増税反対」の 主権者の欲望が、表に出て来にくくなる。
「他人のことを考えて、自分は我慢しよう」と思う人が多いからです。
そういう「和の文明人」の特性を、 「エゴイスト」に利用されているという のが 今の状況で、 マスコミを超えるような説得力を持って、できる限り の人数を説得して、本来の欲望を表明してもらわないと、「自立と共生」は
難しいんだなあ。。 と、つくづく思いました。
また、大変難しいことですが、敵と思われる「彼ら」をも、説得できるだけ の 案を提示する知恵も 必要なんでしょう。
2009年の民主党マニフェストも、国民生活が第一 の時の政策も
未来の党の時の政策も、実は、日本の財界が、日本国内で儲けを出して いける提案にあふれていました。
それを いともあっさり無視しているのは、政府からの援助も、税制優遇 も、リスク回避も、全部やってもらって、儲けだけ最大にしたいという
「強欲」です。
チャイナリスクのみならず、米国でのイチャモンのようなリコールやら、
これから起こるであろう、特許の訴訟やら。。
あの時、国内での内需政策をやればよかった。。
と、あとから、企業が思う時も来るのかもしれません。
株主は、儲けだけもって、もっと儲かるところに寄生するだけなのにね。
それでは、また。。。
御来訪ありがとうございました。